素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

クスリはリスク

2014年06月15日 | 日記
薬局の看板を見ると<クスリはリスク>という言葉を思い出す。
同勤した養護教諭の方が保健だよりの見出しにこの言葉を使ったのである。
内容としては、保健室に来て頭や腹が痛いからと安易に薬を欲しがる生徒が多い。しかし、薬には副作用があるので学校で飲ませることはできるだけ控えているので理解してほしい。というものだった。保健室で悪態をつかれながら頑として筋を通している姿を見ている私達には彼女の気持ちが痛いほどわかったが、学校薬剤師さんがこの見出しに怒り心頭。強く抗議に来た。管理職を含めて対応に大変だったと聞いた。
真意を伝える難しさとさまざまな立場があることを学んだ。
今は薬の副作用についての説明責任が常識になっているのであのような抗議をする薬剤師さんはいないと思う。
医師である叔父はクスリにたよることを戒める。自然治癒力を高める生活をすべきだと力説する。
バルサルタンの臨床試験疑惑などの報道を見聞すると〈クスリはリスク〉は正しかったなと思う。
コメント
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