素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

弥生3月雨で始まる。そのおかげ弥生から日文研データベースへ

2015年03月01日 | 日記
 昨日とは打って変わり今日は雨。つれづれなるままに「弥生」を広辞苑で引くと「イヤオヒの転」とあった。そこで『いやおい』を見ると(弥生)とあり①草木が、いやが上にはえ繁ること。新撰六帖一「梓弓末野の草のーに」②陰暦三月の異称。「やよひ」とも。 とあった。

 用例にあった新撰六帖の和歌の下の句が気になってしまった。娘の置いていった新国語要覧では何もわからない。和歌についての基礎知識の復習にはなったが。そこでいろいろ検索しているうちに 「日文研データベース」にたどり着いた。そこの[和歌]から[新撰和歌六帖(新撰六帖題和歌]に入ると目的の歌が判明。 

(00041)あつさゆみ-すゑののくさの-いやおひに-はるさへふかく-なりそしにける 家良(581) とあった。

 この和歌集の詠者は、家良の他、知家、為家、光俊、信実のようである。この歌があった第一歳時もさることながら第六鳥まで楽しませてもらった。このデータベースそのものが魅力いっぱいで、時折のぞかせてもらおうと思っている。

 雨のおかげで宝物を見つけた。
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