素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

ウグイスの鳴き声を初めて聞く。しかし、春は名のみの雪、風の寒さや!

2015年03月10日 | 日記
 今朝、生ゴミを出しに行った時、林の中から♪ホーホケキョ♪の鳴き声が聞こえた。私にとっての初音である。耳の春。

 「年月をまつに引かれてふる人に今日うぐひすの初音きかせよ」(『源氏物語』初音巻)

 ついでに、15分ばかり近くをブラブラ歩き、目の春を楽しむ。何といっても今は梅。梅を植えている家が多く、いろいろな種類のものを楽しむことができる。他にもボケの花の赤、ミモザや菜の花の黄などが春の訪れを感じさせてくれた。
   

とここまでは寒がもどったとはいえ安穏な時を過ごした。11時に枚方市駅の近くに用があった。家の上は青空が広がって上天気なのだが枚方市方面を見ると雪雲らしきものが押し寄せる感じ。そこで車か自転車かで迷った。淀川を境に天気は変わるので降ったとしても雪は淀川の西までだろうと考え、自転車で向かった。

 甘い考えだったことは中間の村野あたりでわかった。「一転にわかにかき曇り」というセリフの通り厚い雲に覆われたと思ったら強風と粉雪が走る正面から襲ってきた。風圧で自転車は思うように進まないし顔にあたる雪の痛さで散々であった。

 帰りは帰りで枚方市のほうは青空になったのに星田に近づくとまたまた雪混じりの風、今度は坂道を上るという苦行も加わっていつもの倍ほどのエネルギーを消費した。

 今日は一日中、降ったり晴れたりと目まぐるしく変わる空模様に振り回された。

 朝の優雅な気分は吹っ飛んでしまった。
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