素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

所変わればハギを見る目が変わる

2021年09月23日 | 日記
 秋に草かんむりをつけているハギは、日本の秋を代表する花で、秋の七草でもある。しかし、先日実家で出会ったハギは愛でる対象ではなく憎き雑草軍団であった。

 だが、好天に誘われて自転車でぶらりと出かけた時に見かけたハギはトンボが飛び交う下で咲く優しい風情のある、昔から愛でられてきたものだった。



 江戸の昔、「おくのほそ道」の道中、市振(新潟県)で二人の遊女と泊まり合わせた芭蕉には、ハギはどう見えたのだろう。

  一家に 遊女も寝たり 萩と月
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