素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

「かたやき」を 食べたし半分 怖さ半分

2021年12月03日 | 日記
 大阪府退職教職員互助組合では、指定宿泊施設の利用に年間3回の補助が出る。1回4000円なので権利を行使しないともったいない。「新型コロナウイルス」の感染拡大のため年度末ギリギリに近場で消化することが増えた。今年度もまだ3回分残っている。

 1月、2月、3月と各月1回考えていかないといけない。とりあえず1月は実家の本格的な片付けをするために、実家から車で15分ぐらいのところにあるダイワロイヤルホテル伊勢志摩に1泊することにした。日帰りでの片づけは限界がある。いつまでもそのままにしておくわけにもいかないので来年は精力的に取り組みたいと思っている。

 宿泊補助券をもらうために妻が上六にある互助組合の事務所に行ってくれた。車を近鉄百貨店の駐車場に置いた。2000円以上の買い物で2時間無料となるので、ふだん手に入らない食品を買って帰るのにも好都合である。

 そこで「伊賀のかたやき」を見つけて買ってきてくれた。私が志摩に行く時、途中の道の駅で必ず買っているということを知っているからだ。好物ではあるが、主たる目的は眠気覚ましである。かたやきをバリバリと食べているとなぜか脳が覚醒してくるのだ。コーヒーのように尿意をもよおす心配もないし小腹を適度に満たしてくれる。


 しかし、歯の治療中の今は食することをためらってしまう。いっこうに封を切らないことに怪訝な顔されたが、「2つの大きなむし歯がありますね」「神経を抜きますから歯磨きは優しくしてくださいね」「神経を抜いた歯は弱いですから」などと行くたびに念を押されるのである。「伊賀のかたやき食べたら歯が欠けました」なんてことは言えない。

 歯の治療が終わるまでは封印しておこう。と決めると余計食べたくなるのが悲しい性。「1本1本潰していきますから、長丁場になりますよ」と無情の声。口を開けたままうなづくしかなかった。
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