山梨、和歌山両県や鹿児島県のトカラ列島でここ数日、震度4~5弱の地震が相次いでいる。山梨は富士山に、和歌山と鹿児島は南海トラフ巨大地震の想定震源域に近いだけに、いま、列島の地下で何が起きているのか。それぞれの地震に関連はあるのか。何となく気にかかる。
今日の「余録」も、コロナ禍のさなかでも地震への備えを怠ってはいけないという内容。冒頭に、茨城県・鹿島神宮の地震を起こす大ナマズを「要石」の霊力で抑え込むという伝承が紹介されていた。「鯰絵」で検索してみた
江戸時代末期、1855年に起きた安政大地震の際、市中に出回った「鯰絵」を見ていると地震への恐れが伝わってくる。地震の原因をナマズと考えていた昔もプレートの沈み込みによるひずみと考える今でも、大地の揺らぎにはなす術もないというのは同じだろう。
鯰絵に詳しい研究家・細田博子さんはナマズが地震を起こすイメージは、地震で倒壊した伏見城築城の数年前にあった「天正地震」の頃に近畿地方で確立し、江戸に浸透していったと考証している。地震対策には細心の注意をはらった秀吉だが、築城間もなく倒壊の憂き目にあってしまった。人智のおよばぬことがある。という戒めになる。
「人事を尽くして天命を待つ」ということか。
今日の「余録」も、コロナ禍のさなかでも地震への備えを怠ってはいけないという内容。冒頭に、茨城県・鹿島神宮の地震を起こす大ナマズを「要石」の霊力で抑え込むという伝承が紹介されていた。「鯰絵」で検索してみた
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鯰絵に詳しい研究家・細田博子さんはナマズが地震を起こすイメージは、地震で倒壊した伏見城築城の数年前にあった「天正地震」の頃に近畿地方で確立し、江戸に浸透していったと考証している。地震対策には細心の注意をはらった秀吉だが、築城間もなく倒壊の憂き目にあってしまった。人智のおよばぬことがある。という戒めになる。
「人事を尽くして天命を待つ」ということか。