今年は百人一首の世界を見てきた。飛鳥・奈良時代から鎌倉時代のはじめまで、600年もの長い間に詠まれた和歌の中から、特に優れたものを選んでおさめたのが勅撰和歌集。古今和歌集(905年)から続後撰和歌集(1251年)まで全部で10冊ある。その中から藤原定家が選び抜いた特別な百首。人物とその時代背景を読み解く面白さを知った。
同時に、和歌以上に教養として尊ばれてきたのが漢詩であることにも気づかされた。しかし、難解ゆえにか現代では歴史上の人物が作った漢詩に触れる機会はない。この空洞を埋めてくれるのが「幕末維新の漢詩」~志士たちの人生を読む~(筑摩書房)林田愼之助著である。
漢詩に吐露された志士の真情を、漢詩を味わいながら知ることができる。まさに「エゴドキュメント」である。
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7年ほど前に買ったものだが、もう一度読み返すとさらに味わい深い。和歌と漢詩は日本文化の両翼である。高校時代の不勉強を悔い改め勉強していこう。
同時に、和歌以上に教養として尊ばれてきたのが漢詩であることにも気づかされた。しかし、難解ゆえにか現代では歴史上の人物が作った漢詩に触れる機会はない。この空洞を埋めてくれるのが「幕末維新の漢詩」~志士たちの人生を読む~(筑摩書房)林田愼之助著である。
漢詩に吐露された志士の真情を、漢詩を味わいながら知ることができる。まさに「エゴドキュメント」である。
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