素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

大阪・星田山手のイルミネーション「山ナリエ」の名残りの1軒

2021年12月04日 | 日記
 帰省する孫のためにイルミネーションを始めた3軒の家を中心に年々参加する家が増えていき、「山ナリエ」と名付けられ隠れた名所となっていった。12月の夜は多くの人が訪れにぎやかだった。
大阪・星田山手のイルミネーション「山ナリエ・2010」②


 11月中旬から参加する家庭では飾り付けが始まる。「ああまたこの季節やな」と年末が近づいたことを実感する。毎年、新しい飾りが加わっていくので各家庭ともどんどん派手になっていった。しかし、高齢化が進み飾り付けがままならない家も増え、期間中の警備への参加を負担に感じる人も増えて来たこともあり、2016年の20周年を区切りに幕を閉じた。


 年々、イルミネーションをする家は減っていった。新型コロナウイルスの感染拡大が拍車をかけた。今年は、とうとう1軒だけになった。


 「この道路沿いのほとんどの家が飾られていたな」と往時に思いを馳せた。光のトンネルが作られていた大階段に続くメイン道路は今はひっそりとしている。階段上からの夜景だけは変わらず美しい。
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