「警視庁考察一課」

　 10月17日（月）の夜11時6分に放送開始の「警視庁考察一課」についてはまったく予備知識がなかった。新聞の番組欄で、けったいなタイトルの新番組やなと思い、とりあえず録画予約しておこうという程度だった。最近は深夜枠でのドラマに「山椒は小粒でもぴりりと辛い」ものが結構あるので見逃さないように心掛けている。

　とは言ってもこの番組は「警視庁捜査一課長」もどきの感じがして録画後1週間近くそのままだった。次回を録画するかしないかを決めないといけないと思い、再生して「なんだこれは？！」となった。

　考察一課長・船越慶一郎役に船越英一郎、その元で働く考察官の山村楓役に山村紅葉、西村まさ雄役に西村まさ彦、高島誠子役に高島礼子、名取悠役に名取裕子、内藤昌志役に内藤剛志がずらりと並ぶ。サスペンス好きの私にはお馴染みの顔ばかり。

　事件現場に出向くこともなく「事件の考察」を専門とした警視庁の部署「考察一課」を舞台に繰り広げられる考察劇で、セリフのやり取りの中に、今までそれぞれが演じてきた名物番組を垣間見ることができ楽しませてくれる。

　第3話まで進んだが、回を重ねていくにつれ面白味が増してきた。次回第4話で、ここまで写真でしか登場していなかった内藤剛志がセリフ劇に加わる。さてさてどんな味付けとなるのか。楽しみにしている。