ちぐはぐさを感じながら過ごす日々

　W杯カタール大会が開幕した。現地の様子を伝えるニュースを見るとその盛り上がりは想像以上だ。イスラム圏での初の開催ということで、社会生活の基盤にイスラム教があることを実感できる。この1年ずっと考え続けてきた宗教と国家について、あらためて考え直す機会になる。

　片や、世界ではロシアとウクライナの戦いは泥沼化していてロシアによるミサイル攻撃は狂気の沙汰である。北朝鮮によるミサイル発射もこれまでにない数になっている。カタールのお祭り騒ぎとのギャップに戸惑う。

　国内ではコロナとインフルエンザの感染拡大が伝えられる中、国会では大臣の辞任が相続きちぐはぐ感はさらに強くなる。岸田さんの原稿に目を落として読み上げるコメントにはいささかげんなりしてきた。

　こういう混沌とした、ちぐはぐ感いっぱいの現状を踏まえて、自分の身体を通して考え抜いた方針をしっかり語って欲しいと思う。

　しばらくはちぐはぐ感を抱かえつつの生活となりそうだ。