素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

巳年の年賀状②

2025年02月10日 | 日記
 何年かおきに押し寄せてくる整理整頓の気持ちがMaxになった3回のことを枕のつもりで書き始めたら結構長くなってしまった。本題は昨年12月から新年にかけて4回目の片づけ波が押し寄せたことである。きっかけはパソコンの買い替えである。より快適な環境でパソコンが使えるように前回の片づけで中途半端に残してしまった部分に手を付ける気力が湧いてきたのである。Maxになってやり始めてもいつも7割がた片付けると潮が引くように気持ちが冷め中途半端なまま時を過ごしてしまう。今回も約5年のブランクとなった。

 机、本棚の配置替えから始まり、本や資料の整理をしてスッキリとなった。そこで、輪ゴムでまとめて保管することの多い年賀はがきを巳年の今年はPostcard Holderできちんと管理しようと100均で専用ファイルを購入。最後に残ったのが新聞の切り抜き記事。面白いと思った記事を切り抜いて身近なところに置いているのだが知らぬ間に結構たまってくる。それらが雑然と置かれているので読み返すのに苦労する。「何とかしないといけない」と思いつつそのままにしていた。

 いろいろな保管の仕方をやってみたが、巳年の年賀状と同じようにクリヤーホルダーに入れていくことに落ち着いた。仕事をしている時もクリヤーホルダーはよく使っていたので中身を抜いたいろいろなタイプを段ボールに入れて置いてあった。新聞の切り抜きは意外と大きいサイズなのでA4サイズ用より大きいものが使いやすい。そうなるとあまり多くはない。大きそうなものを4冊ほど抜き出した。

 その中に「開けてビックリ玉手箱Σ(゚Д゚)」ごとき1冊があった。中身はないと思っていたが、古い年賀状が実に几帳面に保管されていたのである。「エ~こんなことをしたこともあったのだ」と自画自賛ではないが、自分に自分が驚いた。という始末。
 しかも、その年賀状は一回り前の「巳年の年賀状」であることに驚きが増幅。12年に1回年賀状をきちんと保管したくなるのかと今度は苦笑い。しかし、背表紙を見ると【平成二十三年 年賀状】とありウサギのイラストが描いてある。察するに自分の干支の年に張り切って買ったものの卯・辰とほったらかしにしておいて、平成25年の巳年になってやっと活用したということだろう。

 ひょんなことで2013年と2025年のの年賀状を見比べることとなった。郵便料金が50円から85円と値上がりを再実感。年賀状を交換している人は亡くなったり、諸事情で途切れたりして減るだけで新しく加わった方はいない。12年のタイムトラベルをしたみたいで一人ひとりの変遷に感慨深いものがあった。

 こうなれば、たまたまクリヤーホルダーにきちんと整理された「巳年の年賀状」はそのまま、今度は忘れないように目につく場所に保管しておこうと決めた。しかし、「次の巳年の年賀状は?」と考えると、生きていたら86歳。「う~ん」とうなる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする