家の前の道路から敷地内に入ってすぐのところにメキシカンセージが咲いている。
今年は開花が一ヶ月ほど遅く、ランタナの黄色の花とのコラボは見られなかった。

この夏うさぎは、この前の道路でトラックに追突された。
ちょうど右折して自宅の駐車スペースに入ろうとしたときだった。
もちろんウィンカーは出していたし、こちらにはなんの落ち度もない。
少し先で道路工事をしている建設会社の砂利を積んだトラックだった。
後ろからかなりのスピードで突っ込まれて、運転していたステップワゴンが
一瞬、宙に浮き、前方にはじき飛ばされた。歩道が広くて幸いだった。

車の免許を取ってからもう何年になるだろうか。
昔は車で通勤していたし、今も、車がなくては生活できないところに住んでいるので、
運転せざるを得ない生活がずっと続いている。
小さな事故も何度か経験したし、ひやっとすることは毎日のようにあったが、
運転をしたくないと思ったことはなかった。しかし最近、車の運転がだんだん負担になってきた。
特にこの夏の事故以来、運転するのが嫌になってきたのだ。
運転中はいつも後ろが気になる。毎日、自宅の前で右折するたびに怖い。
早めにウインカーを出すようにはしているが、ほとんどの後方車はスピードを緩める気配がない。
後ろが怖い。
運転しない人にはきっとわからないと思うが、車をぶつけた時、ぶつけられた時の
あの衝撃はなんともたとえられないような嫌な気分で、いつまでも心に残ってしまう。
そして、たとえ怪我がなくても、保険に入っていても、事故処理はいつも憂鬱だ。
高い修理代を取るばかりの車会社は、保険の代理店もやっているのに事故の時には
役に立ったためしがないし、事故処理に来た警察官の言動には、いつもムカつく。
しかも田舎の警察は来るのが遅い!

車が運転できると時間をあまり気にせずに出かけられるし、
徒歩では絶対に行かないようなところにも簡単に行くことができる。
免許を取ったころは、世界が広がった・・・と、思った。
しかし最近は、運転免許は持たない方が気が楽かもしれないとよく思う。
今まで人身事故を起こさなかったことは幸いだった。
うさぎのように何かあった時にすぐに気持ちが切りかえられない人間には、運転は不向きだ。
いったい何歳まで運転できるのだろう・・・運転免許のない生活って、どんなだろう・・・
まあ、いずれ、いずれその時はやって来る。
その時、こんな田舎に住んでいてはきっと不便だろうな・・・
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