shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

白井市内の川 - 神崎川沿いを歩く(その⑧)

2022-10-13 05:30:18 | 白井市内の河川沿い散策
夏の間中断していた白井市内の川沿いの散策であるが、涼しくなってきたので再開した。
10月9日に、神崎川の「白井橋」から下流に向けて、「二重川橋」までの間を歩いた。この区間は400mほどしかないが、途中で二重川が合流している。


YAMAPのログを取り忘れたため、Googleの地図上に歩いたコースを朱書きした。スタート地点は二重川に架かる「こふく橋」で、一旦二重川の右岸を歩いたが、途中で道がなくなり引き返した。
その後「二重川橋」まで舗装路を歩き、橋を渡って神崎川の左岸を「白井橋」に向けて歩いた。「白井橋」からスタート地点の「こふく橋」までは、川から離れて舗装路を歩いた。
この日歩いた歩数は2500歩で、時間は50分あまりを要した。


それでは川沿いの風景、見かけた植物などをご覧いただきましょう。
今回はさざんかさんのリクエストに応えて、植物の名前は写真の後に書いてみた。

「こふく橋」の西側に繁茂していたのがこの植物だ。もともと切り花用の観賞植物として導入された植物なので、花は美しい。



■ セイタカアワダチソウ(背高泡立草、キク科アキノキリンソウ属の多年草)

そして、道の反対側にたくさん咲いていたのがこの花だ。中には背丈が2mに達するものもあった。



■ アキノノゲシ(秋の野芥子、キク科アキノノゲシ属の多年草)。

アキノノゲシと並んで咲いていたのがこの花だ。普段嫌になるほど群生しているのを観るが、ここではちょっと控えめだった。



■コセンダングサ(小栴檀草、キク科センダングサ属の一年草)

そしてもっと控えめに見えたのがこの可愛い花だった。

■イヌタデ(犬蓼、タデ科イヌタデ属の一年草)

■こふく橋
 

二重川に架かる「こふく橋」を渡り、神崎川への合流部に向けて歩いた。
途中まではナシ畑に通じる道があった、その先は背の高い草に覆われていて、草をかき分け何とか合流部が見えるところまで進んだ。しかし、さらに進んで神崎川の右岸を歩くことは出来そうになかったので、来た道を引き返した。
 

橋のたもとにヒメジョオンが咲いていて、足元にはセイヨウタンポポ、ムラサキツメクサ、カタバミが観られた。特に珍しい植物はなかった。
  

一方、ナシ畑を過ぎた辺りで目立ったのがエノコログサやチカラシバの仲間だ。複数の種類が混じって咲いていて、既に果実となっているものが多かった。
 

「こふく橋」まで戻って舗装路を歩き「二重川橋」に向かった。

■二重川橋


二重川橋の麓に群生していたのがこの植物だ。すでに花はほとんど終わっていた。



■イタドリ(虎杖、タデ科ソバカズラ属の多年草)

二重川橋の上から上流、下流を眺めた。
 

上流は100mほど遡ったところで二重川が合流している。
下流には県道189号千葉ニュータウン北環状線が通る橋が見える。県道189号は国道464号の迂回路として期待されているが、甘利事件で広く知られたように用地・建物の移転補償が難航し、一部が未開通のままだ。

川下にアオサギがいた。
■アオサギ
Grey heron

ペリカン目サギ科
Ardea cinerea
青鷺/L93cm


また、目をこらして観ると、草むらの中にダイサギが見えた。
■ダイサギ
Great Egret

ペリカン目サギ科
Andea alba
大鷺/L88~98cm




上流を観るとセグロセキレイが餌を探していた。そして何やら捕まえたようだった。




再び下流をみると、アオサギはほとんど動いていない。


一方、ダイサギはかなり近くまで来ていた。草むらの中で昆虫を探しているようだった。まだ幼さが残っているように見えた。




二重川橋を渡り神崎川の左岸を遡った。ずいぶん前置きが長かったが、いよいよ目的の『白井市内の河川沿いの散策』だ。
ここでいちばん目に付いた植物がこの花だ。







■キクイモ(菊芋キク科ヒマワリ属の多年草)
キクイモか、キクイモモドキかで悩んだが、葉のほとんどが互生であること、葉に鋸歯がない(目立たない)ことからキクイモだと思う。
キクイモは、北アメリカ北部から北東部を原産地とし、日本には江戸時代末期に飼料用作物として伝来した。
草丈1.5〜3mと大きくなり、菊に似た黄色い花を9~10月につけ、10月末に地中に塊茎を作る。この塊茎にはイヌリンが豊富に含まれるため、注目されている。

二重川が神崎川に合流する地点に来た。この日いちばん見たかったポイントだ。左から流れてきているのが二重川で、まるで本流のように見える。


さらに進んで同じ所を撮影した。手前が神崎川で二重川の方が広い。地図で見てもそうなっていた。


道には草が生い茂っていたが、そのまま進む。花はキクイモ以外にはほとんど見なかった。河川の途中に小さな堰堤があった。
途中、草むらから2羽の鳥が飛び立つのが見えた。スズメと同じくらいの大きさで、色は褐色だった。
また、川の上を上流から下流に向かって飛んでいった鳥も見た。こちらはスズメより大きく、色は薄茶色だった。
 

ここでもエノコログサの仲間が多かった。途中、道端にカキの木が現れて驚いた。捨てられた実から育ったのだろうか。
 

「白井橋」まで残り150mほどのところで右手に白い動物が見えた。ヤギだった。
しばらく眺めていたらヤギもこちらに気づいたのか、互いに目を合わせて時間が経った。










この道は蝶も多かった。少なくとも4種類の蝶がいた。写真を撮れたのは1つだけだった。
画像検索で、ベニシジミだと分かった。




この日の川沿いの道のゴール、千葉県道59号市川印西線(木下街道)が通る「白井橋」に到着した。「しろいはし」と書かれていたが、色は白くなかった。
 

川沿いの道のゴールは「白井橋」だが、歩き始めた所まで戻らなければならない。
珍しくないが途中で観た花を上げておこう。

 
■フウセンカズラ(風船葛、ムクロジ科フウセンカズラ属の一年草)


■ホウセンカ(鳳仙花、染指草、ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草)

 
■アレチウリ(荒れ地瓜、ウリ科アレチウリ属の一年草)

 
■オシロイバナ(白粉花、白粧花、オシロイバナ科の多年草または一年草)


■ミント(シソ科)の仲間

2022/10/09
コメント (8)
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