shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

京都府立植物園に行ってきました - 後編(植物生態園で観た花々 その①)

2022-10-17 05:27:03 | みんなの花図鑑
10月15日に京都府立植物園に行った来ました。
後編では植物生態園の花々をご覧いただきます。

先ず最初に観たのが、この黄色い花でした。


名板にはマツムラソウ(松村草)と書いてありました。
マツムラソウは、西表島、石垣島、台湾、中国南部に自生する、イワタバコ科マツムラソウ属の常緑多年草で、絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト)に上げられているようです。
こういう希少種の保全が行われているのが、植物園のありがたいところです。

次に観たのがこの小さい花です。たくさん観ました。


名板を探しても見つかりません。キツネノマゴ(狐の孫、キツネノマゴ科キツネノマゴ属の一年草)のように思いました。

続いてアザミの仲間(キク科アザミ属の多年草)を観ました。アザミは3種類が咲いていました。観た順に上げておきます。
なつみかんさんのブログをご覧になった方は、もう名前をお分かりかと思います。
1つめはこの花です。




そうです。オハラメアザミ(大原女薊)です。いかにも京都らしい名前ですね。

2つめは海辺に咲くこのアザミです。


はい、ハマアザミ(浜薊)です。根を食用にすることから、別名ハマゴボウ(浜牛蒡)とも呼ばれています。砂地、砂礫地から草原を好む海浜植物です。

3つめはうつむいて咲くこのアザミです。もう花が終わりかけでした。


ご存じかと思いますが、サワアザミ(沢薊)です。近畿から北海道南部にかけての日本海側の広範囲に分布します。名前の通り、沢沿いや川そばなどの湿り気のある場所を好みます。

次はさらによくご存じの花です。赤紫色のほか、白色の花もたくさん咲いていました。




はい、ツリフネソウ(釣船草、吊舟草、ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草)です。今が見頃でした。
白花はシロツリフネと呼ばれるようです。

続いてもお馴染みの花です。




そうです。ホトトギス(杜鵑草、ユリ科ホトトギス属の多年草)です。ユリ科らしい葉をしています。
白花はシロホトトギスと呼ばれます。栽培されているものはよく見かけますが、自生のものは観たことがありません。

植物生態園で観た花はまだまだありますが、長くなるので残りはその②でご覧いただこうと思います。

ところで、3年前に京都府立植物園に行った際は、地下鉄の「北山駅」で下車して北山門から入りました。ところが今回は「北大路」で降りて、正門から入りました。
理由は、単に降車駅を間違えただけでした。

降りてすぐに風景の違いに気づいたものの、正門から入ろうと気持ちを切り替えました。「北大路」からの道を選んだことで、いくつかいいことがありました。
1つめは、植物園を取り巻く最近の事情を知ったことでした。
何と、植物園の敷地を削って、巨大なアリーナを建設する計画が進んでいるようです。地下鉄の駅を出たところで、反対の署名を募っていました。

2つめは、駅とリンクして、イオンモールがあったことです。帰りに立ち寄って、その日の夕食の食材を買い出しました。
3つめは、加茂川をじっくり観られたことです。翌日に上加茂神社に詣でたので、そこでも加茂川沿いを歩いたのですが、加茂川にカモがたくさんいるのを再確認しました。カモの他にはアオサギもいました。
  

『京都府立植物園に行ってきました - 後編(植物生態園で観た花々 その②)』に続く。
コメント (12)
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