shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

浅草岳・秋のハイキング(前編)

2023-10-07 05:30:22 | 山行・旅行
毎年9月の終わり頃に、山の師匠とどこかの山に出かけている。
今年は師匠の都合で、日程が10月初旬にずれ込んだ。そして最終的に天気を観て10月3日の登山の日に出かけることとなった。
出かけたのは新潟県と福島県の境に位置する浅草岳(標高1586m)だ。


師匠は以前この山を会津側(南側)から眺めて、急峻な山容に魅力を感じたらしい。確かに地図を見ると等高線がとても混み合っている。
しかし今回歩いたのは魚沼からで、距離7.5km、累計標高差750mほどの中級者コースだ。それでも十分に登り甲斐があった。

10月3日、8時3分にネズミモチ平の駐車場を出発した。


先ずは林道を10分ほど歩く。最初に観た花はこの花だった。

画像検索ではヤマクルマバナが示唆されたが、私にはヒメオドリコソウ(シソ科オドリコソウ属の二年草)のように見えた。ただしヒメオドリコソウの花期は3~5月なので心許ない。

続いて観たのはこの花だった。

こちらはゴマナ(キク科シオン属の多年草)で間違いないだろう。林道脇にたくさん咲いていた。

3つめはやはりキク科の花だった。
 
倒れているので分かりにくいと思うが、アキノキリンソウ(キク科アキノキリンソウ属の多年草)だと思った。

林道は右に折れて西へと続いていたが、そこから分かれて登山道に入った。よく整備された歩き易そうな道だった。
 

登山道を18分歩いて1つ目の沢を渉った。


沢を渉るとこの花が咲いていた。

カメバヒキオコシ(シソ科ヤマハッカ属の多年草)だと思ったが、あるいは花が大きいので同属のタイリンヤマハッカかもしれない。
花が咲いているのを観たのはこの辺りだけだった。

さらに10分ほど歩いて2つめの沢を渉った。ここが山頂までの最後の水場なので、師匠は水を補給した。私はザックに2L以上持っていたのでそのまま先へ進んだ。


沢を渉ってすぐに咲いていたのはこの花だ。
 
サラシナショウマ(キンポウゲ科サラシナショウマ属 の多年草)だ。帰路に歩いた林道でいくつか観たが、登山道で観たのはここだけだった。

登山道はブナの混合林の中を通り、徐々に傾斜を増していった。しかし最後までよく整備されていて、歩きやすかった。


この実はなんだろう。

かじってみたらすごく渋かった。画像検索ではアブラチャン(クスノキ科クロモジ属の落葉低木)が示唆された。


こちらはムシカリ(ガマズミ科ガマズミ属の落葉低木)の果実だ。ムシカリは登山道でたくさん見かけた。

守門岳(すもんだけ)が見えるところで15分ほど休憩し、朝食に用意していたパンを食べた。


この後急登がしばらく続き、やがて樹林帯を抜けて主稜線が見えてきた。ここでも5分ほど休んだ。


歩みを止めると足元に赤い実が見えた。

自信はないが、ミヤマシキミ(ミカン科ミヤマシキミ属の常緑低木)のように見えた。
⇒なつみかんさんから、アカミノイヌツゲではないかと教わりました。なつみかんさんありがとうございました。


こちらはマイヅルソウ(キジカクシ科マイヅルソウ属の多年草)の果実のように思えた。


イワカガミ(イワウメ科イワカガミ属の多年草)のような葉もたくさん観られた。季節を変えてまた来てみたいものだ。

遠くに見えるのは越後山脈のようだった。


10時19分、前岳の分岐に着いた。ここでも休憩を取り、いよいよ浅草岳に向けて主稜線に取付いた。


主稜線は幅が広く、所々にお花畑の跡が観られた。



夏にはたくさんのお花が観られたことだろう。しかしこの時期に咲いていたのはエゾオヤマリンドウ(リンドウ科リンドウ属の多年草)ばかりだった。

お花畑の中の道は木道が整備されていた。右側(南側)に田子倉湖が見えた。師匠が登りたかった道はそこを起点にしている。


10時45分、浅草岳の山頂に着いた。山頂は広くて見晴らしもよかった。2名の登山者が休んでいた。
山頂では40分あまり休憩し、昼食を摂った。私はカップ麺を食べて、師匠はおにぎりだった。デザートにリンゴを食べた。




長くなるのでこの続きは後編でご覧いただきたい。

後編に続く。
コメント (8)
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