東京オリンピック開会式で、ピクトグラムの実演が世界的な話題になりましたが、その直前に上空から紙でできた鳩が舞い降りてくるという演出がありました。バッハ会長の演説に続いて、天皇陛下の開会宣言、そしてオリンピック旗の掲揚の後のことです。
一瞬の静寂があり、青っぽい照明の中で響いてきたのは、スーザン・ボイルが歌う“Wings To Fly”の曲。一瞬我が耳を疑いました。すごい!この曲がここで使われるとは!天空から聞こえてくる澄み切った歌声。それは紛れもなくあのスーザン・ボイル。そして、上空を舞う無数の紙の鳩。私にとっては、この開会式の演出の中で最も甘美なる一瞬でした。歌声はほんのワンフレーズだけだったので、もっと長く続けて欲しかったと思いました。
実は、私は昨年2020年の1月22日に、シンガポールで自分の会社を登記したのですが、その会社名がWings2Fly Pte. Ltd. (ウィングズ・トゥー・フライ・プライベート・リミテッド)で、自分の中でのテーマ曲が、スーザン・ボイルの“Wings To Fly”だったのです。
コロナ感染が世界に拡大する直前のことで、まさか世界がこんな状況になるなどとは思ってもみなかったのですが、大学を卒業してから約40年お世話になった広告代理店を退職し、シンガポールで再びチャレンジしてみようと思いました。遠く離れた異国の市場に、クライアントの願いを届けるための翼に自分自身がなりたいということで、この名前を社名としたのです。
クライアント自身が、わざわざ移動しなくても、私が代わりに翼となり、目指す市場で広告活動の実施をお手伝いしますよというメッセージでした。そして自分に与えた役職が、Chief Navigation Officerというものでした。水先案内人のようなイメージでした。
このようなことを考えながら、検索をしていたら、スーザン・ボイルの“Wings To Fly”に出会ったのです。もちろんこの曲のオリジナルがフォークグループ、赤い鳥の「翼をください」というのは知っていました。こちらが、スーザン・ボイルの“Wings To Fly”の動画です。
若い人はスーザン・ボイルと言ってもご存知ない方も多いかもしれません。ちょっと説明しておきますが、スコットランドで1961年に生まれています(おっと自分より年下でした!)2009年4月11日に放送されたイギリスの素人オーディション番組の「ブリテンズ・ゴット・タレント」に出演し、見かけは田舎のおばさんのような風采なのに、レミゼラブルの「夢破れて」を見事に歌い上げたことで世界中の話題をさらいました。こちらがその時の動画です。
一昔前の出来事ですが、何度見ても感動します。無名の女性が、その才能を世界に認めさせた瞬間です。東京オリンピックの開会式で一瞬流れた曲は、この人が歌っていたのです。
東京オリンピックの開会式にスーザン・ボイルの曲が使われたというニュースは英国のマスメディアで話題になりました。こちらのサイトには、実際のオリンピックの開会式のシーンの動画も引用されています。
https://www.classicfm.com/artists/susan-boyle/unexpected-olympics-wings-to-fly-stole-show/
また、上の記事にも出てきますが、スーザン・ボイルも自身のツイッターで、この“Wings To Fly”の楽曲の使用許可を東京オリンピック委員会から打診された際の喜びを表明しています。
こちらが最近のスーザン・ボイルの写真ですが、随分垢抜けてしまいましたね。
オリジナルは「翼をください」という日本の曲です。もともとはフォークグループの「赤い鳥」が1971年に「竹田の子守唄」のB面曲として発表。作詞は山上路夫さん、作曲および編曲は村井邦彦さんですが、1970年に三重県志摩市の「合歓の郷」(ねむのさと)で開催された「合歓ポピュラーフェスティバル」のために作られた曲です。
私が高校生の頃は、フォークブーム全盛期で、「翼をください」はあちこちで歌われていました。その後、いろんなミュージシャンにカバーされました。1998年サッカーの日本代表がフランス大会を目指す時のテーマソングにもなっていたんですね。こちらの映像も懐かしいです。
フランス大会出場を決めたのは、マレーシアのジョホールバルで行われた試合だったのですが、その時シンガポールにいた私は、この試合を見に行ったのを思い出しました。
その時のことを書いたブログ記事はこちらです。
https://blog.goo.ne.jp/singaporesling55/e/4b37834b72835508d4ea14a6e22e2d7a
この「翼をください」の曲は、劇場版エヴァンゲリヲンにも使われていました。空から降ってくる破片は、開会式の時の鳩のようでもありますね。開会式を演出をした人はこれを意識していたのでしょうか。
この曲はいろんなところで使われていたんですね。オリンピックの開会式の中の一瞬の出来事でしたが、この機会に記録しておかないと記事にするチャンスを逸してしまうと思いましたのでここにまとめてみました。
よろしければ、私の会社のWings2Flyのフェイスブックにもお立ち寄りください。
https://www.facebook.com/wings2fly.co
一瞬の静寂があり、青っぽい照明の中で響いてきたのは、スーザン・ボイルが歌う“Wings To Fly”の曲。一瞬我が耳を疑いました。すごい!この曲がここで使われるとは!天空から聞こえてくる澄み切った歌声。それは紛れもなくあのスーザン・ボイル。そして、上空を舞う無数の紙の鳩。私にとっては、この開会式の演出の中で最も甘美なる一瞬でした。歌声はほんのワンフレーズだけだったので、もっと長く続けて欲しかったと思いました。
実は、私は昨年2020年の1月22日に、シンガポールで自分の会社を登記したのですが、その会社名がWings2Fly Pte. Ltd. (ウィングズ・トゥー・フライ・プライベート・リミテッド)で、自分の中でのテーマ曲が、スーザン・ボイルの“Wings To Fly”だったのです。
コロナ感染が世界に拡大する直前のことで、まさか世界がこんな状況になるなどとは思ってもみなかったのですが、大学を卒業してから約40年お世話になった広告代理店を退職し、シンガポールで再びチャレンジしてみようと思いました。遠く離れた異国の市場に、クライアントの願いを届けるための翼に自分自身がなりたいということで、この名前を社名としたのです。
クライアント自身が、わざわざ移動しなくても、私が代わりに翼となり、目指す市場で広告活動の実施をお手伝いしますよというメッセージでした。そして自分に与えた役職が、Chief Navigation Officerというものでした。水先案内人のようなイメージでした。
このようなことを考えながら、検索をしていたら、スーザン・ボイルの“Wings To Fly”に出会ったのです。もちろんこの曲のオリジナルがフォークグループ、赤い鳥の「翼をください」というのは知っていました。こちらが、スーザン・ボイルの“Wings To Fly”の動画です。
若い人はスーザン・ボイルと言ってもご存知ない方も多いかもしれません。ちょっと説明しておきますが、スコットランドで1961年に生まれています(おっと自分より年下でした!)2009年4月11日に放送されたイギリスの素人オーディション番組の「ブリテンズ・ゴット・タレント」に出演し、見かけは田舎のおばさんのような風采なのに、レミゼラブルの「夢破れて」を見事に歌い上げたことで世界中の話題をさらいました。こちらがその時の動画です。
一昔前の出来事ですが、何度見ても感動します。無名の女性が、その才能を世界に認めさせた瞬間です。東京オリンピックの開会式で一瞬流れた曲は、この人が歌っていたのです。
東京オリンピックの開会式にスーザン・ボイルの曲が使われたというニュースは英国のマスメディアで話題になりました。こちらのサイトには、実際のオリンピックの開会式のシーンの動画も引用されています。
https://www.classicfm.com/artists/susan-boyle/unexpected-olympics-wings-to-fly-stole-show/
また、上の記事にも出てきますが、スーザン・ボイルも自身のツイッターで、この“Wings To Fly”の楽曲の使用許可を東京オリンピック委員会から打診された際の喜びを表明しています。
こちらが最近のスーザン・ボイルの写真ですが、随分垢抜けてしまいましたね。
オリジナルは「翼をください」という日本の曲です。もともとはフォークグループの「赤い鳥」が1971年に「竹田の子守唄」のB面曲として発表。作詞は山上路夫さん、作曲および編曲は村井邦彦さんですが、1970年に三重県志摩市の「合歓の郷」(ねむのさと)で開催された「合歓ポピュラーフェスティバル」のために作られた曲です。
私が高校生の頃は、フォークブーム全盛期で、「翼をください」はあちこちで歌われていました。その後、いろんなミュージシャンにカバーされました。1998年サッカーの日本代表がフランス大会を目指す時のテーマソングにもなっていたんですね。こちらの映像も懐かしいです。
フランス大会出場を決めたのは、マレーシアのジョホールバルで行われた試合だったのですが、その時シンガポールにいた私は、この試合を見に行ったのを思い出しました。
その時のことを書いたブログ記事はこちらです。
https://blog.goo.ne.jp/singaporesling55/e/4b37834b72835508d4ea14a6e22e2d7a
この「翼をください」の曲は、劇場版エヴァンゲリヲンにも使われていました。空から降ってくる破片は、開会式の時の鳩のようでもありますね。開会式を演出をした人はこれを意識していたのでしょうか。
この曲はいろんなところで使われていたんですね。オリンピックの開会式の中の一瞬の出来事でしたが、この機会に記録しておかないと記事にするチャンスを逸してしまうと思いましたのでここにまとめてみました。
よろしければ、私の会社のWings2Flyのフェイスブックにもお立ち寄りください。
https://www.facebook.com/wings2fly.co