まわる世界はボーダーレス

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2023年の手帳の色に込められた思い

2023-01-03 22:31:08 | トラベル
今年の手帳はどうしようかと悩んだあげく、結局「ターコイズ」にしました。青と緑の中間的な色ですが、宝石のトルコ石(ターコイズ)の色ということでこう呼ばれています。「ターコイズブルー」とも、「ターコイズグリーン」とも言いますが、「ターコイズブルー」の印刷の色はC(シアン)80、M(マゼンタ)0、Y(イエロー)20、K(ブラック)0という組み合わせ。写真で撮影しても本物の色が正確に再現できていない気がします。

2022年の手帳の色も一見同じような感じなのですが、こちらは「ピーコックグリーン」という色。ぱっと見はほとんど違いがわかりません。2021年の手帳を見たら、こちらも「ターコイズ」でした。

2020年以前は、ネイビーが多かったのですが、ダークブラウンのもありました。数年前から同じブランドの同じシリーズの手帳を使っていて(昨年はちょっとだけデザインが違っていましたが)、「日経WOMAN」のロゴが帯に小さく印刷してあるので、女性をターゲットにしたデザインかと思いながら、それに惑わされることなく使っていました。

実は、今年はこれまでと雰囲気変えて、ブルー系にしてもよいかと思っていました。大晦日に書店の文房具売り場で、いろいろと見比べたのですが、一瞬良いと思ったネイビーやダークグレーも、何か暗いなと思ってしまったのです。それに比べて、「ターコイズ」の色が明るく輝いてみえました。これから一年付き合っていくのは、やはりこの色しかないと思い、結局、この色にしたのでした。



この色から感じたのは、南の太陽の光溢れるビーチリゾートの海の色でした。そこにあるのは、自由、リラックス、ワクワク感などです。実際に訪れたいくつかのビーチの思い出とともに、心が解き放たれる雰囲気が好きで、この色を選んだのです。

まず心に浮かんだロケーションは、バブルの時代に出張の途中に寄ったフランスのコートダジュールでした。



スマホもインターネットも存在しない時代であり、海外出張も今では信じられないくらい余裕がありました。一緒に出張に行った上司が、せっかくヨーロッパに来たからということで、マルセイユから電車で南フランスを旅することにしました。ガイドブックを調べて、コートダジュールをうろうろしたのですが、ニースの近くのカーニュ・シュルメールという海辺の町で一泊しました。とても雰囲気のある町で、魚介類は美味しいし、ヨーロッパの贅沢な雰囲気をまだ20代の若造が楽しむことができました。



90年の終わり頃からよく行ったのがプーケットでしたが、プーケットから船で行けるピピ島のビーチの美しさは感動的でした。



サムイ島も何度か行きましたがここの海も素晴らしかったですね。



シンガポールに全部で15年以上いたのですが、シンガポールは周りを海に囲まれていながらもダイビングを楽しむためにはマレーシアとかに行かなければなりませんでした。マレーシアのティオマンはシンガポールから最寄りのダイビングスポットでした。



フロリダ半島の先端部の道路をキーウェストまで行ったことがありますが、これもビーチの思い出です。



インドのゴアも撮影で行ったことがあります。ちょっとエキゾチックですが、ゴアのインド料理はすごく美味しかったです。



ハワイの海もいろいろと行きましたが、ビーチリゾートとしてはやはり秀逸です。



トロピカルリゾートというわけではないですが、三宅島はダイビングをしに何度か行きました。

というわけで「ターコイズ」の色にはこんな様々な記憶がまとわりついているのです。

最後に、この手帳についていたカードのコピーが印象的ですので、ご紹介しておきましょう。



「何かをやりたいと思う気持ちは、ひとつの奇跡だと思う。誰かに強制されるでもなく、心に湧き上がる衝動。きっと、その衝動こそが、人生を自分の色に染めていく。この手帳に嘘はいらない。小さくてもいい、らしくなくてもいい。やりたいことこそ、やるべきこと。ノルティと歩む一年が、あなただけの彩りで満ちますように」

何て勇気付けられる文章なのでしょう。これがまた私がこのブランドの手帳が好きな理由の一つです。

今年一年がわくわくするようなスケジュールで満ちますように。
コメント
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