まわる世界はボーダーレス

世界各地でのビジネス経験をベースに、グローバルな視点で世界を眺め、ビジネスからアートまで幅広い分野をカバー。

戻るぜよ、あの世界に

2012-10-24 01:07:28 | トラベル
私は海外と日本を行ったり来たりして
いるのですが、先日、香港の空港に降り
た時にふと頭をよぎった映像が、ドラマ
の「JIN-仁」と映画の「アバター」です。

二つとも架空のお話しですが、二つの
別々の世界を行ったり来たりするという
ストーリーです。「JIN-仁」の場合は、
医者である主人公が、現代と幕末期の
江戸を行き来します。「アバター」は、
人間の世界とナヴィという人間型の種族
の世界を行き来します。

この二つの世界のどちらにも現実の問題
があり、両方の世界のストーリーが同時
進行しています。主人公は両方の世界に
深く入り込んでいきます。どちらが
アウェイで、どちらがホームなのかが
わからなくなっていきます。どちらの
世界を優先するのかという葛藤で主人公
は悩みます。そこが面白い所ですね。

私は今は香港に住んでいないのですが、
会社があり、進行している仕事はありま
す。香港に着いても、帰って来たという
感じになり、東京に着いても帰って来た
という感じになります。自分がどこに
帰属するのかわからなくなりそうになる
時もあります。それが頭にはいい刺激
になっていると思っております。
「JIN-仁」の南方先生は、強烈な頭痛に
襲われて、困っておりましたですが。

そういえば「テルマエロマエ」も現代と
ローマ時代を行き来していますね。あの
場合はお風呂繋がりですが。日本の銭湯
などからヒントを得て、ローマ風呂が
どんどん進化していくのが最高でした。

今の自分も別々の世界を行き来すること
により、何か貴重な物を持ち帰ってきて
いるのかもしれないと思うこともあり
ます。でも、つねにあの龍馬さんの声、
「戻るぜよ、あの世界に」という声が
どこからか、聞こえてきそうな気もします。

こちらもよろしくお願いいたします

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2 コメント

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2014-02-11 16:47:12
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2024-05-10 13:54:16
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタインの理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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