陶子の心の窓

今日わたしの心の窓は開いていたかな?あなたはいかがでしたか?

世の中に出回っている文章、キャッチコピーにひらがな、カタカナが多いわけを考察

2014-11-13 18:42:03 | 雑感

仕事でお礼状などをいただくことがあります。
手書きで縦書き。万年筆をお使いになる方もいらっしゃいます。
やはり大人は「縦書き・万年筆」なのだなぁ~と、私も万年筆デビューしてみました。

インターネットでいろいろ調べてみた結果、ラミーのサファリにしました。
Amazonで2000円台とお手頃でしたし、ビビッドカラーで(私が選んだのはイエロー)気取った感じや改まった感じでもなくて普段使いできそうだったので。

実は、ここ最近の記事は全部ではありませんが、その万年筆を使って縦書きで下書きをしています。
縦書きは普段からしていないと、いざという時へんにしゃちほこばった字になってしまいます。 
もうすぐ年賀状の時季ですし、縦書きの練習にはもってこいかと。

それで、万年筆を使って縦書きをしていて気が付いたのですが、
縦書き、手書きだと、漢字がアクセントになるように思います。ひらがなはくずれて補助的な役割のイメージです。
書き終わって見返してみると、漢字を目にして何について書いたかが わかりやすいのです。

翻って横書きの場合。 
一文字、一文字が独立した形をとりますから、書くのに時間がかかる。必然、画数の多い漢字よりひらがなが多くなる。
さらにパソコンの普及で手書きの機会が減っています。人とのやり取りも電子メールで、ということが多くなりました。
そうなると、見た目のやわらかさをもとめて、ひらがなを多用したり、ちょっとくだけた感じを狙ってカタカナを使う頻度が増えているうような気がします。

いまふと思います。
縦書き効果で感じが多くなり、硬いイメージの文章になっていないかな、と。

「ペンが走る」って 言葉、あるかしら。
縦書きはそんな感覚を味わうことができます。

この記事を読まれている方もぜひ縦書きしてみて下さい。書くことが新鮮に思えてきます。

また、万年筆は字の上手い・下手に関係なく、味のある雰囲気を醸し出してくれます。
筆文字は敷居が高いけれど、万年筆なら誰でも入りやすいと思います。

今年の、じゃなくて来年の年賀状の宛名は万年筆で縦書きに挑戦します。 

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冴えてる演奏・シュトイデ弦楽四重奏団

2014-11-13 06:05:48 | 音楽

弦楽四重奏が大好きな私です。
キタラ小ホールでのコンサートに行ってきました。

モーツァルト、ベートーベンにシューベルト。 
いちばん切れ良く冴えてるな~と圧巻だったのは、ベートーベンの「セリオーソ」でした。
緊迫した雰囲気のある曲なので、なおさらそう聞こえるのかもしれませんが、メンバーそれぞれの楽器から繰り広げられる音が見事なまでの相乗効果。
ソロの演奏やはたまた指揮者のいるオーケストラの演奏と違って、カルテットはどれだけ息があっているか 、またメンバー同士の信頼関係にかかっていると思います。
個人の練習と合わせの練習。本番までの道のりを思うと、途方もないですね、きっと。
そんな積み重ねを咀嚼した結果、冴えた音の連なりとなって聴衆を魅了するのでしょう。

先ほど相乗効果という言葉を使いましたが、シュトイデ弦楽四重奏団は四人の実力が文字通り掛け算の積となって出てくる(表現される)ところが素晴らしいです。
コンサートで実際に聞いてみると、残念かな、足し算になってしまっている(と私が勝手に感じる)演奏もあります。
しかも、合わせようとするあまり、実力が70~80%どまりになっているような。遠慮があるのでしょうか。もっと言えば、上下関係が透けて見えそうな・・。
そんな邪推が働いてしまうコンサート。日本人の演奏者のコンサートで何度かありました。

ともあれ、シュトイデ弦楽四重奏団は素晴らしかったです。
アンコール曲のドボルザーク、「アメリカ」もよかったなぁ。。
大満足で家路につきました。 

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