仕事でお礼状などをいただくことがあります。
手書きで縦書き。万年筆をお使いになる方もいらっしゃいます。
やはり大人は「縦書き・万年筆」なのだなぁ~と、私も万年筆デビューしてみました。
インターネットでいろいろ調べてみた結果、ラミーのサファリにしました。
Amazonで2000円台とお手頃でしたし、ビビッドカラーで(私が選んだのはイエロー)気取った感じや改まった感じでもなくて普段使いできそうだったので。
実は、ここ最近の記事は全部ではありませんが、その万年筆を使って縦書きで下書きをしています。
縦書きは普段からしていないと、いざという時へんにしゃちほこばった字になってしまいます。
もうすぐ年賀状の時季ですし、縦書きの練習にはもってこいかと。
それで、万年筆を使って縦書きをしていて気が付いたのですが、
縦書き、手書きだと、漢字がアクセントになるように思います。ひらがなはくずれて補助的な役割のイメージです。
書き終わって見返してみると、漢字を目にして何について書いたかが わかりやすいのです。
翻って横書きの場合。
一文字、一文字が独立した形をとりますから、書くのに時間がかかる。必然、画数の多い漢字よりひらがなが多くなる。
さらにパソコンの普及で手書きの機会が減っています。人とのやり取りも電子メールで、ということが多くなりました。
そうなると、見た目のやわらかさをもとめて、ひらがなを多用したり、ちょっとくだけた感じを狙ってカタカナを使う頻度が増えているうような気がします。
いまふと思います。
縦書き効果で感じが多くなり、硬いイメージの文章になっていないかな、と。
「ペンが走る」って 言葉、あるかしら。
縦書きはそんな感覚を味わうことができます。
この記事を読まれている方もぜひ縦書きしてみて下さい。書くことが新鮮に思えてきます。
また、万年筆は字の上手い・下手に関係なく、味のある雰囲気を醸し出してくれます。
筆文字は敷居が高いけれど、万年筆なら誰でも入りやすいと思います。
今年の、じゃなくて来年の年賀状の宛名は万年筆で縦書きに挑戦します。