映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

誰がため

2010年05月25日 | 映画
<ストーリー> eiga.comより抜粋

1944年、ナチス占領下のデンマーク。
レジスタンス組織の一員として、国を裏切った者たちを暗殺する任務を遂行していた
フラメンとシトロンだったが、ある任務をきっかけに、組織に内通者がいることを知る。
疑心暗鬼に苛まれながらも、祖国のために戦い続ける2人は…。
史実を映画化し、デンマーク国内で大ヒットを記録したサスペンスドラマ。





祖国デンマークのために、正義のために自らの手を汚して暗殺を続けるフラメンとシトロン。

ただし、次第に自分たちのやっていることは本当に正しいのか疑わしくなっていくあたりから

苦悩する二人の姿がとても痛ましかったです。

そして、そうは言っても後ろへ引き返すことはできず、葛藤しながらも前へ突き進んで

行くしかない二人の生き方も、またとても哀しいものでした。

この作品は政治的な面をメインにしているものの、それだけではなくてフラメンと

ケティの恋愛関係もうまく盛り込んで話が展開していくところが良かったです。

映画本来のおもしろさもちゃんとあり、見ごたえあります

観た後は少しどよ~んとしてしまうような…重い作品ではありますが、

事実に基づいた話ということもあって、考えさせられるところは多々あると思います。







役者の話をちょこっと…

マッツ・ミケルセンを初めて知ったのは「007/カジノロワイヤル」で、

冷酷なイメージが強かったけど、先日に観た「タイタンの戦い」ではマッチョで

渋い役だったので、変わるもんだな~さすが役者!と思っていました。

そして今作ではまた違った顔が…。う~む…。

地味なのに存在感あるところはさすが実力派。

またトゥーレ・リントハートは「天使と悪魔」でしか知らないけれど、

結構コミカルな雰囲気だったのに対し、こちらではシリアス路線で、冷静かつ

熱い男を演じているのが対称的で印象に残りました。

クリスチャン・ベルケルは「ワルキューレ」が記憶に新しいけど、やっぱりハゲてるのは

変わらなくて安心(?)しました



    




原題:Flammen og Citronen
監督:オーレ・クリスチャン・マッセン
製作国:2008年デンマーク・チェコ・ドイツ合作映画
上映時間:136分



<キャスト>

トゥーレ・リントハート
マッツ・ミケルセン
クリスチャン・ベルケル
ハンス・ジシュラー
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする