シネコンってやつは…

今日起きてTVをつけたらNHK教育で『シャキーン！』をやっていて驚きました。

えっもうTVは平常運転？

と思ったけれど、朝と夕方の子供番組の時間帯だけで後は地震関連の番組でした。

けれど民放もCMが戻って来てるし、毎日少しずつですがTVの中は日常を取り戻しつつあるようです。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


昨日は、英国王のスピーチを観てきました。

ここらでは、4月から上映予定だったのですが、作品賞を受賞したため急遽3月に上映することとなったのです。

上映館は、私たちお気に入りのミニシアター系映画館
いわゆる“話題作”などとはあまり縁のない映画館ですが、このミニシアターのお蔭でたくさんのいい映画を観ることができます。
この映画も地味なせいか、どこのシネコンも上映する予定はありません。


なので、今回のアカデミー作品賞の映画を、この映画館が独占上映できるのは、とても喜ばしいことなのでした


ところが、ほかの映画館の上映予定を観てびっくり


あるシネコンが、いきなりミニシアター系の映画館と同じ日から『英国王のスピーチ』の公開を予定してるではないですか


当日、ミニシアターは思ったほどの客の入りではありませんでした
整理券まで用意した劇場側の気持ちを思うと残念です。

お客の立場からすれば、駐車料金のかかる、便の悪いミニシアターより、ショッピングセンターも付いている、郊外のシネコンの方が行きやすいに決まっています。

もちろん、シネコンだって経営の上でも話題の作品を上映するのは当然のことです。


で、なにが言いたいのかというと、アカデミー賞にノミネートされる前から上映を決めていたミニシアターに対していかにもあと出しジャンケンで勝とうとするその態度が気に入らないということなのです

ミニシアターは、いつも経営が大変だと言われています。今年は危ないかも…と言われた時期もありました。
でも、シネコンが見向きもしない良質の映画をたくさん上映してくれているのは、ここだけなのです。

今、一番なくなったら困る映画館が、このミニシアターなのです。

だからたま～には花を持たしてくれてもいいじゃないかぁ
と思う私はあまいのでしょうか？



ちなみに、ショーン・ペンが『ミルク』で主演男優賞を獲った時も、シネコンが独占上映してました。

ただし、朝9時30分から一回のみ

そんな時間しかあてられないなら、無理に上映するなよな～