映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

恋人たち

2016年01月09日 | 映画
(あらすじ)

橋梁点検の仕事をしているアツシ(篠原篤)には、ある理由から健康保険料も支払えないほどに貧しい生活を送っていた。
自分に関心がない夫と考え方が違う姑と生活している瞳子(成嶋瞳子)は、パートの取引先の男と親しくなったことから平凡な日常が変わっていく。
エリート弁護士の四ノ宮(池田良)は友人にひそかな思いを寄せていたが、ある日、誤解が生じてしまい…。


今年2本目の映画は邦画『恋人たち』でした。



3人の主役は無名の知らない人ばかりでしたが、その分“そこらへんにいる普通の人”という感じが出ていたのがすごかったです。
簡単にいえば、私たちの周りにいる人みたいにリアルなのです。
会話ひとつとっても、シーンひとつとっても、その場の雰囲気が私たちの日常そのものといった風で、映画だけど映画じゃないような描写が逆にすごいと思いました。



3人がそれぞれ苦しさや哀しさ、虚しさなんかの思いを抱えて生きている姿がとても切ないのですが、けっして重く辛いだけの作品になっているのではなく、コミカルなシーンもあったり、また人のあたたかさと希望を感じられるラストにほっとする余韻が残りました。



今年最初に観た邦画がこんなにいい作品だったのは嬉しいことです

気になっているけれどまだ未見の「ぐるりのこと。」も、機会があったら観てみなければね。(今作と同じ橋口亮輔監督作です。)


余談ですが、この作品に出てくる“美女水”って…

これはどこからどう見ても怪しいでしょ!(笑)

コメント
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