映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』『ブレス しあわせの呼吸』

2018年09月14日 | 映画
また簡単レビューの続きです

『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』


女子テニスの元王者、ビリー・ジーン・キングを題材にした実録ドラマ。男性優位だったテニス界を変えようとした彼女と、それに異議を唱えるため試合を申し込んだ男子テニス元王者のボビー・リッグスとの戦い。

同じテニスの試合なのに、女性の優勝賞金は男子の1/8だという不合理。

最近も似た話を聞いたような…
『ゲティ家の身代金』の再撮影のギャラが、ミシェル・ウィリアムズがマーク・ウォルバーグの1/1500だったとか。

男女平等が叫ばれて久しいけど、現実はこういったことが多々ありますね。
映画では、ビル・プルマン演じる全米テニス協会責任者が、偏見に満ちていて腹が立ちました。

対戦同士のエマ・ストーンとスティーブ・カレルは、『ラブ・アゲイン』で親子を演じていたので、不思議な組み合わせ(笑)ですが、実際にあったことで、試合結果も知らないまま観たので純粋に楽しめました。


『ブレス しあわせの呼吸』


ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズなどのプロデューサー、ジョナサン・カヴェンディッシュの両親の物語だそうです。

アンドリュー・ガーフィールドは、最近難儀な役が多いような気がしますね
自力で呼吸ができない状態になりながらも、困難を乗り越えて生きて行く…というと、よくある難病ものの設定と思えても仕方がないのですが、なにしろ実話ですからね。

人工呼吸器を使わざるを得ない病人は、病院で寝たきりの一生を過ごさなければならないという常識を覆した人の話でもあります。
実際、“生きてさえいればいいだろ”的な病室も出てきましたが、これがまかり通っていたというのが驚きでした。

本人の努力もさることながら、やっぱり周囲の人たちの理解と協力がなければ、主人公はここまで生きられなかったと思うと、良い家族や友人に恵まれたというのも、“幸せ”の一つだったと思います。

監督は、モーションキャプチャー第一人者の俳優アンディ・サーキスで、これが第一作ですが、それを意識させないぐらい、良い映画に仕上がっていました。
どうせ“感動もの”だろうと思われがちですが、観て損はないと思います
コメント
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