思惟石

懈怠石のパスワード忘れたので改めて開設しました。

宇佐美まこと『愚者の毒』久しぶりにミステリ読んだ

2021-06-16 11:35:27 | 日記
最近、重量級(物理的)の純文学が続いたので
久しぶりにミステリを読むことにしました。
「次が気になる!」「犯人はお前だ!」
とか言って、サクサク読みたかった笑

というわけで
宇佐美まこと『愚者の毒』

第70回日本推理作家協会賞
〈長編および連作短編集部門〉受賞作(2017)。

1985年基点の過去と、2015年の現在が、
女性の一人称で語られる物語。

一章『武蔵野陰影』
二章『筑豊挽歌』
三章『伊豆溟海』

第一章を読んだときは、
これ『白夜行』だね…と思って、
このままで終わったらつまらないけどどうしよう、
と若干不安になりました。

が、大丈夫!

筑豊、伊豆での転換!
そしてお前がっ!!!
(片方はすぐに分かったけど、もう片方は面白かった)
とても良かった。
いや、暗い話しなんだけどね。
ちゃんと「次はどうなるのっ!?」となって
サクサク読めました。
たまにはこういう読書もいいな。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『コンスタンティノープルの... | トップ | 『首無の如き祟るもの』2020... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事