さて、予習をしたところで
(前回の地図オンチ表現を図にしてみた。
アナトリアが右側、バルカンが左側!ほら!)
塩野七生『コンスタンティノープルの陥落』を読了。
はい、おもしろかったです!
小説の体裁なので、人物描写等の脚色はあります。
とはいえ、登場人物(現場証人たち)は
実際の記録が残っている人たち。
ヴェネツィアの船医ニコロは学のある貴族だし
攻防記を残していそうだな(そして実在したのだろうな)
と思いながら読んだけど、
メフメト2世の小姓トルサンや
キリスト教側でありながら属国化により
オスマン側で参戦する羽目になったセルビアの若将軍が
実在し、且つ、手記を残していたとは、びっくり。
様々な視点からの資料が残っている
歴史的事件だったのだな、と、改めて思う。
大砲をつくったウルバンが、
最初はビザンツ側に行って追い払われたので
メフメト2世のところに行った(そして採用された)というのも
歴史って不思議だなあと思う。
で、塩野七生作品としては、
メフメト2世の3代後、
スレイマン1世(10代目スルタン)による
ロードス島攻略を西欧側視点で描いた
『ロードス島攻防記』『レパントの海戦』に続くわけです。
ちなみに私が読んだオスマン側視点の新書は
中公新書『オスマン帝国 繁栄と衰亡の600年史』小笠原弘幸 著
この後は、
『興亡の世界史 オスマン帝国500年の平和』林佳世子 著
を読む予定である。
西側視点と東側視点を交互に読み、
たまに「コテンラジオ」を交えている日々。
世界史、楽しいな笑
(前回の地図オンチ表現を図にしてみた。
アナトリアが右側、バルカンが左側!ほら!)
塩野七生『コンスタンティノープルの陥落』を読了。
はい、おもしろかったです!
小説の体裁なので、人物描写等の脚色はあります。
とはいえ、登場人物(現場証人たち)は
実際の記録が残っている人たち。
ヴェネツィアの船医ニコロは学のある貴族だし
攻防記を残していそうだな(そして実在したのだろうな)
と思いながら読んだけど、
メフメト2世の小姓トルサンや
キリスト教側でありながら属国化により
オスマン側で参戦する羽目になったセルビアの若将軍が
実在し、且つ、手記を残していたとは、びっくり。
様々な視点からの資料が残っている
歴史的事件だったのだな、と、改めて思う。
大砲をつくったウルバンが、
最初はビザンツ側に行って追い払われたので
メフメト2世のところに行った(そして採用された)というのも
歴史って不思議だなあと思う。
で、塩野七生作品としては、
メフメト2世の3代後、
スレイマン1世(10代目スルタン)による
ロードス島攻略を西欧側視点で描いた
『ロードス島攻防記』『レパントの海戦』に続くわけです。
ちなみに私が読んだオスマン側視点の新書は
中公新書『オスマン帝国 繁栄と衰亡の600年史』小笠原弘幸 著
この後は、
『興亡の世界史 オスマン帝国500年の平和』林佳世子 著
を読む予定である。
西側視点と東側視点を交互に読み、
たまに「コテンラジオ」を交えている日々。
世界史、楽しいな笑
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