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旅行記、世相独言

第11回国際LNG会議 ダイアナ妃とショット -バーミンガム-(異文化体験24 LNG-11の旅2)

2012年07月14日 14時51分54秒 | 異文化体験_西欧
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第11回国際LNG会議 ダイアナ妃とショット -バーミンガム-  1995.7.1~7.7

 「LNG-11」の会場 バーミンガム国際会議場

 7月3日第11回国際LNG会議、通称LNG-11がバーミンガム国際会議場で始まった。
 開会式場は9時半から2200名収容のシンフォニーホール。公用語は英語と仏語だが日本からの出席者が多いので日本語同時通訳が許されている。
 初日の基調講演は、プルタミナの総裁、シェルの会長。期間中、日本からの論文は34、うち都市ガス業界から16が採用。
 開会式後、展示会場ではVIPによる巡回が始まり、JGAブースにもブリティッシュガスの会長やIGU会長等が来訪、JGA会長が出迎える。

 
(左)併設展示会のオープニング JGAブースへもVIPが      (右)展示会場設営責任の I 嬢

 LNG会議における日本の主要テーマは、LNG契約の硬直性を緩和させることにある。価格は原油と連動し、契約はTake or Pay(契約量の引取り義務)条項で縛られている現在の取引形態を、今後の需要拡大が見込まれる中もっと弾力あるものにし、それによってLNG市場の活性化、拡大を図ろうと主張しているが、産ガス国は液化基地、供給システム等PJ投資の規模が大きいだけにリスクをミニマム化したいという強い思いがある。

 
(左)オープニング・レセプション招待状       (右)ウェストン・パーク会場の概略図

 
(左)会場内で供される飲食物メニュー         (右)広大な邸宅と庭園を開放してのレセプション
 
 初日の夕刻19時半から開催国主催の開会レセプションが、郊外のウェストン・パークで開催される。バーミンガム郊外には数多くの元貴族の豪華な大邸宅が一般公開されており、ウェストン・パークもその一つ。広大な邸宅と庭を開放してのレセプション、カクテルグラスを手に庭園で談笑する者、博物館のような邸宅内を見て廻る者等々、夜遅くまで賑わう。


           
(左)シェルのお土産、UOBの博物館のガイドブック (右)英国王室チャールズ皇太子とダイアナ妃?? 
 
 翌4日はシェル主催のプライベート・レセプション。展示ブースの日本人コンパニオンにも声をかけて繰り出す。チャールズ皇太子、ダイアナ妃も出席(実はそっくりさん)して、我々と記念撮影。最後は打ち上げ花火まで登場。真下から見上げると煤がちらちら落ちてきて目に入るわ、白いドレスのご夫人はあわてて逃げ惑うわで大変!


 
(左)フェァウェル・レセプション招待状    (右)国際会議場のキャナルサイド、産業革命時の世界への窓口

 6日は早いものでフェアウェル・レセプション。国際会議場のキャナル・サイドでオーストラリアガス協会の主催により午後5時半からの開始。会議が滞りなく終了したので、参加者は一様にほっとした明るい陽気な笑顔。

 
(左)大混雑のレセプション会場           (右)ディキシーランドジャズバンドも繰り出して

 ガス・ド・フランスのM副社長と歓談
 
 国際会議場周辺の運河は産業革命最中の18世紀に完成したもの。当時世界中に向けこの運河を通じて製品が運び出されたようだ。今はウォーターフロントとして再開発され都会のオアシスとなっている。
 真昼のような明るさの下、デキシーランドジャズの楽団も繰り出し、運河周辺は大混雑。ガス・ド・フランスの副社長やIGU会長等とも談笑し、午後7時頃今度は我々自身の打上げ会場に移動する。

 展示会場のコンパニオンさん達

 今度は日本食のお店で展示関係者の慰労会。会期中の様々な面白い出来事に花が咲く。 一番の話題はスタッフのS君が英国人コンパニオン(実はモデル)のきわどいポートレートを秘かに貰っており、英語の喋れない彼が何故?と要領の良い彼に羨望の質問が集中。小生の隣に座ったコンパニオンの一人N嬢はロンドン留学中の小柄な美人。結構真面目な人生論を交わす。

 JGA若手スタッフは明日ロンドンの一日観光をして明後日帰国する予定。ロンドンでもコンパニオン達と一緒に!と色々計画しているようだ。

 皆さん、ご苦労様でした!