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旅行記、世相独言

屋台でぼったくられの旅 -釜山―(異文化体験34 釜山の旅)

2013年09月16日 16時48分44秒 | 異文化体験_アジア
(写真はクリックで拡大します)

屋台でぼったくられの旅 -釜山―  00.03.24~03.26


 昨年に引き続き、業界団体の懇親会は韓国への旅、ただし行き先は昨年の済州島から釜山に変更。12年ぶり、2度目の釜山である。
関空からのJAL便はお昼に着く便しかなく、また帰国も昼の便で、残念ながら現地での効率は極めて悪い。

    龍頭山公園と釜山タワー

 釜山は前回(12年前だが)来た時よりもはるかに交通事情が悪く、経済成長と共に活気に満ちている。あれほどあった風呂屋の煙突も少なくなり、住宅事情も改善されて屋内でのシャワー設備も普及したということなのだろうか。
暖かい晴天の中、国連墓地や竜頭山公園タワー等を観光後、釜山ロッテホテルにチェックイン。

 釜山ロッテホテル

 早めの夕食は韓国宴席。お世話をしてくれる女性は、3年間東京赤坂で働いていたという日本語がそこそこ喋れる女性。
食後、全員でカラオケに行くことに。済州島といい、釜山といい彼女達の手元にペイバックされる仕組みがきちっと出来上がっている。
カラオケの後は「屋台に行こう!」と誘われる。もう、お腹もお酒も十分であったが屋台にも興味があり、I君らと共にホテル横に並ぶ屋台のテントをくぐる。

 屋台村(イメージ写真)

 テント街は結構賑わっている。白い湯気がお客を誘い入れる。いか刺しや魚の刺身、温かい汁物を注文し焼酎を酌み交わす。
 それにしても彼女達の飲みっぷりは半端じゃない。勿論焼酎はストレート、あっという間に最初の焼酎が空になり、3本目の焼酎が空になったところで、「おい、もう帰るぞ!」と席を立つ。「もう、帰るの?」と不満げな彼女達を強引に急かせると、「お母さんにチップ込みで夫々1万円払って!」と平然と言う。何で1万円や!と思うものの、これは仕組まれたなと直感する。ここで揉めてもしようがない、明日はゴルフ、早くホテルに戻って暖かい風呂に入ろうと早々と退散。

 ロッテホテル正面玄関(屋台はこの横の路地)


 翌日は、都心から車で1時間ほど走った「トングゴルフ場(TONGDO)」での懇親コンペ。メートル表示の距離に少し戸惑いながらも、まあまあのスコアで競技を終える。ゴルフから戻って昨日のガイド嬢に電話を入れる。今夕は全員フリー、各人勝手に過ごしなさいとのこと。「何が食べたい?」というので、「今日は焼肉!」と言うとホテルから歩いて5分ほどの所にある焼肉屋に案内してくれた。今日の店は、ぼったくりではなさそうだ。結構うまい焼肉と冷麺を食し、ホテルの喫茶でショーの開演待ちをする。

 トングゴルフ場

 北コースのコース案内 


 ロッテホテル3階のシアターでは結構見ごたえのあるショーが連夜上演されていると聞き、今夜はそれを楽しむことにした。
ガイド嬢はまたまた屋台に行きたいと言うが、その手はもはや桑名の焼蛤。もっとも彼女達はお客の案内で何回もショーを見ていてつまらないのだろうが、お客さまはこちらである。席に案内されてしばらくするとI君らも入って来た。ガイド嬢たちの連絡網で劇場案内係に一緒の席でと言ったのだろう、同席となる。とにかく連絡網がしっかり出来ている。
 
 ショーは、韓国舞踊、中国雑技団、マジックショウ、それにセミヌードダンサーの西洋舞踏とごっちゃ煮の世界だが、最後の50人位の女性達からなる韓国古典打楽器のショーは圧巻であった。この間、ガイド嬢達はぺちゃくちゃと話をしている。そうこうするうちにショーが終演。また屋台に行こう!と言い出されてはかなわない。今夜はこれまで!と早々と部屋に退散である。

 ロッテホテル3階のシアターショー

 ちなみに、I君は昨夜の屋台の刺身があたったようで、昨夜から今日にかけて超特急状態で実に大変だったようだ。

 「屋台はいろんな面で要注意!」の釜山の旅であった。

注)釜山ロッテホテルのシアターショーは、2007年で閉演されています。
  また、ロッテホテル横の屋台には、ぼったくり屋台として有名な屋台があるそうです。ご注意を!


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