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お伊勢参りの帰りに立ち寄った関宿。初めての訪問だ。車を「道の駅」関宿に置き、ここで関宿のイラスト案内図をゲット。道の駅前の地蔵院口交差点から10分ほど歩いて関宿街道筋の地蔵院(重文)に。この道は、明治23年に四日市‐草津間の関西鉄道開通時、関停車場への道として整備されたステンショ道と呼ばれている。
「道の駅」関宿 イラスト案内図(道の駅に配備) 地蔵院口交差点の街道おんな唄の碑
冬の平日、かつお昼時ということで、街道筋は人影がまばらである。「関の地蔵に振袖着せて、奈良の大仏婿に取ろ」という俗謡が伝えられている地蔵院。本堂、鐘楼、愛染堂が重文指定されている。
「関の地蔵に振袖着せて、奈良の大仏婿に取ろ」地蔵院 関宿の中心部イラスト
関は古代三関の一つ「鈴鹿の関」に由来している。東海道53次の江戸から47番目の宿場町として栄え、今なおその面影を残す数少ない歴史的町並みは、昭和59年に国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。東西約2kmにわたり、江戸期から明治にかけての古い町屋200軒ほどが残されている。
現在、街道筋は東西追分を東から「木崎の町並み」「中町の町並み」「新所の町並み」の3つの町並みで構成されている。
地蔵院方面から見た新所の町並み 新所の旧田中家住宅
福蔵寺は、秀吉との後継争いに敗れ、知多半島で自害した信長の三男信孝の首を織田家旧家臣大塚長政がこの寺に持ち帰り、首塚を設け信孝の菩提寺としたようだ。また、この寺には関のお万の墓と記念碑もある。関の小万は、女の身で父の仇討ちをした仇討烈女として知られ、鈴鹿馬子唄にも謡われる。
織田信孝の菩提寺・福蔵寺 福蔵寺境内の「関のお万」の墓と記念碑
関宿には様々な町屋の特徴が見られるが、時間の関係でゆっくり見て回ることが出来なかったが、「関で泊まるなら鶴屋か玉屋、またも泊まるなら会津屋か」と謡われた玉屋の旅籠歴史資料館、また伝統的町屋を公開した関まちなみ資料館などが必見である。また、中町の百六里庭(江戸から百六里に由来)に眺関亭があり、二階から関宿の家並みが一望できる。
「㋰塗籠の格子が映える虫籠窓」の家 中町の家並み 関札場跡(後ろは郵便局)
家光時代から370年続く深川屋 深川屋銘菓「関の戸」 玉屋旅籠歴史資料館
イラスト案内図に詳記されている家並みの特徴 百六里亭の眺関亭2階から見る関宿の家並み
当地に訪れたのが2月9日金曜日。町々に貼られたポスターによると、「亀山宿・関宿の東海道のおひなさま」なるイベントが、明日10日から3月4日まで開催されるようだ。このため、家々の戸内には綺麗に飾られた雛壇が見て取れる。残念ながらガラス戸越しの撮影だが、様々なお雛様を楽しむことが出来た。
お雛祭りのポスターと家々の雛段飾り
一際立派な雛段飾り 関宿のマンホールデザイン
次回は、東海道五十三次の内、亀山宿・関宿をゆっくりと楽しみたいものだ。
関宿のお雛祭り
2018.02.09
お伊勢参りの帰りに立ち寄った関宿。初めての訪問だ。車を「道の駅」関宿に置き、ここで関宿のイラスト案内図をゲット。道の駅前の地蔵院口交差点から10分ほど歩いて関宿街道筋の地蔵院(重文)に。この道は、明治23年に四日市‐草津間の関西鉄道開通時、関停車場への道として整備されたステンショ道と呼ばれている。
「道の駅」関宿 イラスト案内図(道の駅に配備) 地蔵院口交差点の街道おんな唄の碑
冬の平日、かつお昼時ということで、街道筋は人影がまばらである。「関の地蔵に振袖着せて、奈良の大仏婿に取ろ」という俗謡が伝えられている地蔵院。本堂、鐘楼、愛染堂が重文指定されている。
「関の地蔵に振袖着せて、奈良の大仏婿に取ろ」地蔵院 関宿の中心部イラスト
関は古代三関の一つ「鈴鹿の関」に由来している。東海道53次の江戸から47番目の宿場町として栄え、今なおその面影を残す数少ない歴史的町並みは、昭和59年に国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。東西約2kmにわたり、江戸期から明治にかけての古い町屋200軒ほどが残されている。
現在、街道筋は東西追分を東から「木崎の町並み」「中町の町並み」「新所の町並み」の3つの町並みで構成されている。
地蔵院方面から見た新所の町並み 新所の旧田中家住宅
福蔵寺は、秀吉との後継争いに敗れ、知多半島で自害した信長の三男信孝の首を織田家旧家臣大塚長政がこの寺に持ち帰り、首塚を設け信孝の菩提寺としたようだ。また、この寺には関のお万の墓と記念碑もある。関の小万は、女の身で父の仇討ちをした仇討烈女として知られ、鈴鹿馬子唄にも謡われる。
織田信孝の菩提寺・福蔵寺 福蔵寺境内の「関のお万」の墓と記念碑
関宿には様々な町屋の特徴が見られるが、時間の関係でゆっくり見て回ることが出来なかったが、「関で泊まるなら鶴屋か玉屋、またも泊まるなら会津屋か」と謡われた玉屋の旅籠歴史資料館、また伝統的町屋を公開した関まちなみ資料館などが必見である。また、中町の百六里庭(江戸から百六里に由来)に眺関亭があり、二階から関宿の家並みが一望できる。
「㋰塗籠の格子が映える虫籠窓」の家 中町の家並み 関札場跡(後ろは郵便局)
家光時代から370年続く深川屋 深川屋銘菓「関の戸」 玉屋旅籠歴史資料館
イラスト案内図に詳記されている家並みの特徴 百六里亭の眺関亭2階から見る関宿の家並み
当地に訪れたのが2月9日金曜日。町々に貼られたポスターによると、「亀山宿・関宿の東海道のおひなさま」なるイベントが、明日10日から3月4日まで開催されるようだ。このため、家々の戸内には綺麗に飾られた雛壇が見て取れる。残念ながらガラス戸越しの撮影だが、様々なお雛様を楽しむことが出来た。
お雛祭りのポスターと家々の雛段飾り
一際立派な雛段飾り 関宿のマンホールデザイン
次回は、東海道五十三次の内、亀山宿・関宿をゆっくりと楽しみたいものだ。