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旅行記、世相独言

いざ、ルクソールへ。不安な旅立ち - ルクソール - (異文化体験41 五千年の時空を超える旅01)

2014年04月01日 15時27分18秒 | 異文化体験_アフリカ
 異文化体験41は、2008年12月に旅したエジプト「5000年の時空を超える旅」を全12回に分けて掲載します。
 テレビ番組や写真で見聞きした古代エジプトの人類遺産、現実に目のあたりにするとそのスケール感で圧倒され、知らず知らず異次元の世界に引き込まれます。どうぞご期待下さい。(写真等は、クリックで拡大しますので参考にして下さい。)

              
(右)クラブツーリズムの添乗員氏から受け取った8日間の旅の記録です。ほぼこの線に沿ってブログを掲載します。


いざ、ルクソールへ。不安な旅立ち - ルクソール - 2008.12.19

 念願のエジプトへの出発である。今回は母親の介護の関係でクラブツーリズムの24名からなるツアーに初めて単独参加の旅である。

 3年ぶりの海外渡航で、出入国カードが不要など手続きにも変化が見られる。昨年来の米国サブプライム問題に端を発した世界同時不況でドル安が続いており、この日の為替レートは「買い」で1ドル=92.63円。ちなみにエジプト通貨はエジプト・ポンド。1$=5.5E£で、1E£=16.8円くらいのレートである。

                      
(左)久々の海外旅行、日本の出入国カードが不要に。写真はエジプトビザ。    (右)エジプト航空機 

 ほとんどが日本人客のエジプト航空MS963便は、関西国際空港を14時10分に離陸し、ルクソールまで14時間30分ほどの長いフライトである。イスラム圏の飛行機のため、機内でのアルコール・サービスはない。
 機材はかなり古いAB340。座席は少しガタついており、背袋は破れたまま、我々のスパンのモニターは故障していて映らず(映画も見られず)、おまけにCAが機内中央の収納戸扉を開けたとたん扉が外れて落ちるというハプニングまであり、無事にルクソールに着いてくれることをひたすら祈る次第である。

                      
(左)エジプト・アラブ共和国国旗                     (右)Coat_of_arms_of_Egypt(国章)

 通称エジプト。正式名称エジプト・アラブ共和国。人口は約8000万人、スエズ運河を擁し、地中海、紅海、リビア砂漠等に囲まれたアフリカ大陸の要の位置にある国である。

                    
(左)エジプト国内の主要な歴史遺跡(Wクリックで拡大)             (右)ヒエログリフ        

 飛行機は中央アジアの国々の上空を飛んで、21時50分に無事ルクソールに到着。963便はルクソール経由カイロ行きだが、ほとんどのツアー客がここで降りる。

 ホテルは、ルクソール市内のIBEROTEL LUXOR。早速シャワーを浴びるも、ありがちなことだが排水がうまく機能しない。メンテナンス要員がやってきて、何とか滞留する湯を流して、どうだ、これでと言わんばかりのジェスチャーだが、根本的な対策は何もしていない。まあ、いいか。今晩と明日の晩だけの宿泊だから。

  ←今日と明日の宿舎「イベロテル ルクソール」

 エジプト航空の機内誌に掲載されていた文化庁のザキ博士の記事によると、現時点で発掘されている古代エジプトの遺跡はおよそ30%。70%はまだ依然砂の下に埋もれたままのようである。今回の旅で30%の1割程度を体験することになるのだろうが、大いに楽しみである。
 

 さあ、明日からは5000年の時空を超えた世界が待っているのだ! 



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