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旅行記、世相独言

機内のファッション・マッサージ -ジュネーブ- (異文化体験8 アルプス山麓の旅5)

2010年10月10日 13時21分32秒 | 異文化体験_西欧
(写真はクリックで拡大します)


機内のファッション・マッサージ -ジュネーブ-  1986.9.20~21


 
 ジュネーブの街並み(左)とホテル・ボウリバージュ(右)


 帰国する日になって、ジュネーブに薄日がさすようになってきた。

 
(左)日曜早朝の石畳の路地              (右)サン・ピエール大聖堂の尖塔

 
(左)国家記念碑の二人の女神像               (右)美術歴史博物館

 午前中に14世紀に出来上がったとされる石畳の曲がりくねった旧市街を散策する。サン・ピエール寺院の尖塔を目指して歩くと、途中に日本の公設市場のような市場がある。主として肉、ソーセージ、魚、チーズ等を扱っている。どれもこれも日本の市場と比較にならないほど安くて種類が多い。キャビアはソ連産であるが約1/3の値段。チーズをお土産にと、幾種類も入っているバスケットタイプのものを買う。そう言えばスイスに来てフォンヂュも味わえずに帰るのは心残りであるが、コワントラン空港に向かう時間が近づいている。



 
(左)ジュネーブ・コワントラン空港             (右)パリ・ドゴール空港

 空港ではドゴール空港経由で帰ると言うとビザを発給してくれた。パリは単なるトランジットなのだがビザが必要とのこと。免税店は小さくて人もまばら。女の子が暇そうに本を読んでいる。「この時間帯はいつも暇なの?」とその子が言う。その子のお勧めのシェリー酒とグッチの携帯用コロンを買って、ジュネーブに別れを告げる。ドゴール空港はターミナル間の移動が結構複雑である。JALゲートに着くまで2回のビザチェックを受ける。テロ対策に万全を期すパリ警察に協力。


 喫煙席が禁煙席に 

 JALデスクでまた一悶着。搭乗券の発行が遅れて、待つこと40分。エコノミーの客が機内に入りだしてもまだビジネスの搭乗券が貰えない。この間、数度となくプッシュするが大丈夫の一点張り。そう言えば旅行代理店が「予約は取れたが席の確認が出来ていない」と出発前に言っていた。そうこうする内に、F(ファースト)、C(ビジネス)クラスの搭乗が始まりだした。これはひょっとすると前回のハワイ行きのようにFクラスに乗れるのかな?と期待しかけた矢先、コールがあって搭乗チケットが渡される。なんだ、これは! Cクラスで、しかも禁煙席ではないか! 予約時に喫煙/禁煙、窓側/通路側をリクエストするシステムになっているのに。アピールすれども満席の事ゆえ、ひらにご容赦をと言うのみ。


 ギャレーのカーテンボックスの中で  

 直行便が就航して、10時間少々のフライト。でも禁煙はつらい。後ろのエコノミーも満席。こういう時はギャレーのカーテンボックスの中で、プラコップに水を入れて喫煙するのが一番。映画が始まって、就寝の時間帯にギャレーの中に入ると、スチュアデスが一人手持ちぶたさで腕にオイルを塗っている。中肉中背の中々のスタイルの彼女。今は暇と見えて世間話に花が咲く。

 
(左)ギャレーの中  (右)かつてはこんな機内体操も (いずれも参考写真)

機内の湿度が低いので肌が痛みやすくオイルを塗って防止するのだそうだ。また運動不足になるので機内体操もするとか。実演をして貰うとこれまた、なかなかの色っぽい体操。主として腰を中心とするストレッチ体操であるが、彼女の腰の線と脚線がくっきりと出て、目のやり場に困る。小生も真似るが、「そうじゃなくて、こう!」とボディタッチしながらのご指導。小生も腕まくりした腕にオイルを塗って貰うころになると、狭いギャレーの中に怪しげな雰囲気が漂う。

彼女のしなやかな指と手のひらによるサービスは、結局は旅行代理店のお陰なのかなあ! とにかく、有難う!!


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