頑張れ!イタリア
イタリアが大変なことに。
ウイルスが変異していないことを祈りたいけど、それにしても、イタリア、スペイン、フランスとラテン系の国々での感染がひどいですね。
イタリアには、何度も出張しましたが、思い出深い出来事があります。
今から26年前の1994年6月、エネルギー業界の世界最大規模の国際会議がミラノで開催されました。世界中からエネルギー業界のVIP3千人が集まる会議で、私も日本代表の一人として参加しました。わずか1週間で20数億円の予算を消化する欧州風の豪華な会議です。当然、会議参加登録費も一人15万円程度だったと記憶してます。
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第19回世界ガス会議のポスター プリンシペ・ディ・サヴォイアホテル
会議と並行して主催国及び参加主要国主催のレセプションが、夜毎ミラノ各地で開催されます。前夜祭はミラノスカラ座貸し切りの特別プログラム。会議参加者3千人が一堂に会して同じメニュー・同じ食器で食事をするガラ・ディナーはフィエラ・ミラノで開催されました。この規模のインフラは残念ながら日本にはありません。
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ミラノ・スカラ座での前夜祭 前夜祭のプログラム
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フィエラ・ミラノでの開会式 3000人のガラ・ディナーの風景
日本国主催のレセプションは、ミラノを代表するプリンシペ・ディ・サヴォイアホテルの大広間で開催しました。日本国主催のレセプションは、和食の提供が不可欠のためケータリング・サービスが必要で、屋外(お城や美術館等)での開催はリスクが大きく、どうしてもホテルでの開催となります。
レセプションの最大の目玉は、スカラ座オーケストラのピックアップメンバーとイタリアに音楽留学している日本人たちによるステージ、そして先ほどの食事メニューとお土産でした。
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ミラノ・スカラ座オーケストラのピックアップメンバーと イタリアへの日本人音楽留学生
何度もスカラ座メンバーやホテル側マネジャーと綿密な打ち合わせを行い、いよいよ明日が本番という日を迎えました。この日は主催国代表者による限定招待者のプレジデント・ディナーがミラノ大学で開催される日でした。
私も招待されており、楽しみにしていたところに、ホテル宴会部門長から、今まで詳細打ち合わせをしてきた宴会マネジャーがおたふく風邪で倒れたという電話が入りました。
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プレジデント・ディナーへの招待状 開催国事務局長夫妻と 展示会場スタッフ達と
「相手は、イタリア人」。マネジャーがどこまで現場の人間に打ち合わせ内容を徹底できているか、大いに不安がよぎりました。私はホテル宴会部門長に私のスタッフたちと共に再確認をしたい旨伝え、その夜は部門長、代行マネジャーを交えて、遅くまで再確認を行いました。
結果、当初の「相手はイタリア人だから」という不安は一掃されました。さすが、イタリア・ミラノを代表するホテルでした。打ち合わせ内容は、寸分違いなく末端まで伝えられていて、逆に感動しました。
国賓ももてなす一流ホテルのスタッフたち、レセプションが終了した後、我々とホテルスタッフ達はお互いこのレセプションの成功を抱き合って喜んだのを今も忘れることが出来ません。
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打倒!コロナ。頑張れ!イタリア!!
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