行ってきました 温泉と世界遺産・熊野三山を巡る旅(2)
熊野那智大社・熊野速玉大社・熊野本宮大社
2021.04.22-23
(写真や図はクリックで拡大します)
《休暇村・南紀勝浦》
休暇村・南紀勝浦は、いわゆる勝浦温泉街から離れた宇久井半島の高台にある一軒家。
ナトリウム・塩化物泉の4種の浴槽で足の疲れをほぐした後は、南紀くろしお会席の夕食。マグロの町勝浦らしく七種盛りの潤沢なお造りと熊野牛のメイン料理に加え、ミニブッフェコーナーから釜めし・天ぷら・郷土料理のサンマ寿司・めはり寿司等々、休暇村の食事には大いに満足である。加えて誕生祝として写真とケーキのサービスまでいただいた。
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宇久井半島の高台に立地する休暇村・南紀勝浦 部屋から見る波静かな太平洋
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(左より)ナトリウム・塩化物泉の大浴場 露天風呂 くろしお会席(いずれもホームページより)
翌朝の日の出は5時18分。太平洋からの御来光を期待したが、雲が邪魔をして雲間からの御来光となった。超大型台風2号の余波か、やや波も高く、風も強い。
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この日の日の出は5時18分 宿舎の鯉のぼりでなくマグロのぼりが元気に泳ぐ
《熊野速玉大社》
宿舎から30分ほどで新宮市の熊野速玉大社に到着。初めてお参りする神社である。熊野大神が三山に祀られる以前、最初に降臨されたのがゴトビキ岩(巨岩の御神体)の神倉山で、これを元宮とし、現在地に新しく宮を遷されたことから新宮(にいみや)と呼ばれ新宮市の語源となっているようだ。主祭神は、熊野夫須美大神(イザナミノミコト)と熊野速玉大神(イザナギノミコト)。
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神倉山のゴトビキ岩 新宮の熊野速玉大社
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イザナギ・イザナミノミコトを主祭神の熊野速玉大社 と 御朱印
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境内の御神木樹齢約千年の梛(なぎ)の大樹 大社ゆかりの武蔵坊弁慶
速玉大社から本宮大社へはR168で35km45分ほど、紀伊山地の奥へ熊野川沿いに走る。途中には瀞峡ウォータージェット船や川舟の発着場がある。
《熊野本宮大社》
熊野本宮大社の主祭神は、家津美御子大神(スサノオノミコト)。古代本宮の地に神が降臨したと伝えられ、三本の川の中州にあたる聖地、大斎原に社殿が建てられたのは、崇神天皇65年(紀元前33年)のこと。奈良時代には仏教を取り入れ、神=仏としておまつりするようになった。明治22年の大洪水により、今の8倍の規模を誇っ大斎原は大被害を受け、明治24年に上四社が現在地へ移され、今なお大斎原には中四社、下四社、境内摂末社の神々がおまつりされている。
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三度目の参拝 熊野本宮大社
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御朱印と本宮大社(主祭神スサノオノミコトは左から3番目)
本宮大社へのお参りは、今回が3度目。しかし、今回重大な失敗に気づかされた。
今回も含め過去3回は、主に正面一番左の祭殿にお参りしていた。しかし、お参りの仕方をよく見ると主祭神は左から3番目。やり直しである。結局4度お参りしたことに。
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本宮のお参りの仕方(間違っている人が多いようで、いままでなかった案内図が)
《八咫烏》
本宮大社のいたるところに見られる3本足のカラスは、日本サッカー協会のシンボルとしても有名な「八咫烏・やたがらす」。
八咫烏は、日本書紀・古事記の神武天皇が、宮崎県(日向)から奈良県(橿原)に都を移し、大和朝廷を開いて初代天皇に即位するまでを描いた物語「神武東征」に登場し、神武天皇が熊野に到着された時、神の使者である八咫烏が奈良まで道案内をしたというエピソードから、熊野三山に共通する「導きの神鳥」として信仰されるようになった。
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《熊野古道・白浜》
三山のお参りを済ませ、R311で55km、約1時間かけて白浜方面に走る。R311はかつて歩いた熊野古道の中辺路ルートと並走し、牛馬童子の道の駅でサンマ寿司と草餅をゲット、白浜ではいつも立ち寄る「えびせんべいの里」でコヒーブレイクとえびせんべいをゲットして、午後4時に無事帰宅。総行程500kmの1泊2日の旅であった。
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熊野詣には階段がつきもの(健脚のうちに) 熊野古道・中辺路の牛馬童子近くの道の駅
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