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旅行記、世相独言

平城遷都1300年祭「美しき飛鳥の祝祭」

2010年05月29日 23時01分26秒 | 異文化体験_日本
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平城遷都1300年祭「美しき飛鳥の祝祭」 2010.5.22


 
  (左)せんとくんも会場に                 (右)高句麗時代の衣装


 5月22日(土)大和三山の一つ「畝傍山」に隣接する「かしはら万葉ホール」で、「美しき飛鳥」実行委員会&コリアンワールド主催の東アジア歴史シンポジウムが開催された。

 710年藤原京から平城京へ遷都され、東大寺大仏開眼供養会に象徴される天平文化が大きく華開いた。今、その1300年祭が大々的に平城京跡で開催されている。

 しかし、およそその100年前、飛鳥にわが国初の国家の礎が構築され、また天平文化の基礎となる飛鳥文化もまた大きく華開いた。言わば、飛鳥1400年祭でもある。

         
 (左)シンポジウム資料表紙               (右)プログラム 


 この日のテーマは「日本国家形成と渡来人」。縄文時代に倭人、先住民族アイヌ民族、弥生時代に朝鮮半島からの渡来人、更には遣隋使・遣唐使等による大陸からの人々、様々な人々が融合し、古代日本の文化を築き上げてきたわけだが、日・韓・中3ケ国の研究者達による友好と共存の時代を掘り下げ、より良い明日に繋げる議論がなされた。

 特に、666年高句麗からの渡来人である高句麗若光が大和朝廷に仕え、その後韓半島の状勢変化により716年現在の埼玉県日高市とその周辺に高麗郡が置かれ、実に1799人の高麗人が入植し開拓に当った、との話が高麗神社宮司高麗文康氏からあった。
日高市では「高麗郡建都1300年記念事業」が動き始めている。

   
  (左)パネルディスカッション風景               (右)「世界大百済典」紹介パンフ表紙

 また、倭・飛鳥と深く関係のあった百済でも、今年9月18日~10月17日の1ケ月間「世界大百済典」が公州市、忠清南道扶余郡で開催される。



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