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旅行記、世相独言

世界の一流ホテルと「おたふく風邪」 -ミラノ- (異文化体験18 世界ガス会議の旅3)

2011年11月08日 10時42分42秒 | 異文化体験_西欧
(写真はクリックで拡大します)

世界の一流ホテルと「おたふく風邪」  1994.6.15~6.26

 ミラノ「プリンシペ・ディ・サヴォイア・ホテル」

 世界ガス連盟(IGU)の理事会を終え、ホテルに戻るととんでもない事態が発生していた。何と宴会総責任者のSマネジャーが「おたふく風邪」でダウンとのこと。あさっての我々が主催するレセプションを目前にして、今まで詳細に打合せた内容はどうなっているのか、相手は何せケ・セラ・セラのイタリア人である。さあ、大変!

 
                 (左・右)レセプション会場のイメージ写真

 ホテル支配人を呼びつけ、段取りは大丈夫か?と詰問するも、大丈夫の一点張り。こりゃ、もう一度再確認をしなくては!とSマネジャー上司のホテル宴会部長と今夜徹底的に確認作業を行う約束を取り付け、スカラ座でのガラ・コンサートに向う。

 
  (左)IGU会長からの晩餐会招待状           (右)会場となるミラノ大学構内

 「おたふく風邪」の邪魔が入らなければ、ガラ・コンサートの後、ミラノ大学で21時15分から開催されるIGU会長主催の晩餐会に招待されているので出かける予定だったのだが。

 しかし、急病とあれば仕方がない。早速ホテルに戻ってスタッフ共々、ホテルの宴会部長と従前の段取りを再度詳細に確認することに。

 
  (左)ホテルで一番大きな宴会場見取り図         (右)重厚な装飾のホテルラウンジ

 「一流ホテルとは?」との問いにどのような答えが適当であろうか? 今宵はプリンシペ・デイ・サボイアというホテルが、各国首脳が宿泊するミラノ第一のホテルだということを思い知らされた夜であった。
 Sマネジャーと打合せた内容は、ほぼパーフェクトに現場に伝達され、ホテル側も我々の熱意がひしひしと感じられたようで、我々スタッフとホテル側により大きな一体感が醸成された。

 
         (左・右)一流ホテルを支えるスタッフ達(当時のものではありません)

 夜遅く雷とシャワーがあり、IGU会長主催の晩餐会に出席したJGA首脳も帰ってくると「雨で大変な晩餐会だった」と言いつつ、心配そうに事務局室を覗いてくれる。
 午前0時を過ぎてもホテル側はいやな顔をせず、逆にここはこれで良いのか?とか、予定ではこうなっているが、このように変更したらもっと良いのでは?といったアドバイスも出てくる。

 結局、深夜1時過ぎまで打合せを行い、パソコンで訂正等を入れてベッドに入ったのは3時前であった。





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