(Vol.65) アイスブレーカーカップ@北京[①] よりつづく
◆ちょっと、勢いのままにUPし続けます。
・その北京原人の選手が1人、Belsize とは別の外国チームとの試合で、
脚の付け根付近の関節を骨折するという大怪我を負った。それでその
原因となったのが、相手チームの選手による危険極まりないプレー。
目撃者曰く「完全なレイトタックルで、悪意すら感じる犯罪的行為」
だったとの事。
・そのチームの、朝の1試合目のレフリーを担当したのが筆者だった。
最初の数プレーで「あらら、こいつらラグビー解ってないな」という
のがアリアリで「ラインアウトのボールを直接SHに投げてしまう」
なんていうのは微笑ましくもあったけど、肘を突き出しての突進に、
スタンピング有り、ハイタックル有りと、これでもかと出て来る危険
なプレーに「無法者集団」の印象を抱いたものだ。
・結果、前後半で40分の間に出されたイエローカードは2枚。お天気
の好さとはウラハラに、朝から憂鬱な気分での大会スタートとなった。
・憂鬱なのは憂鬱だけど、このままでは絶対に良くない。そこで試合が
終わり休憩中のところに押し掛け、オフサイドやら何やらのルールを
極々初歩レベルで教えたのと、危険プレーの色々を説明して、しかし、
有り余るパワーだけはズバ抜けていたので「パワー全開のラグビーは
やっていいんだぞ」で締め括った。
・日本語は勿論、中国語も英語も、果たしてどこまで通じていたのかは
疑問が残るが、しかし、筆者がTJを担当した彼等の2試合目では、
見違える様に反則が減り、ラフプレーもなくなって、それこそパワー
全開のダイナミックな肉弾戦+ハイスピードで駆け抜ける気分爽快な
ラグビーを展開してくれたのだ。
・これ、ちょっと自己満足なんだろうけど、こうして修正して来た彼等
に自分のアドバイスも少しは貢献出来たのかもと思うと、レフリーと
しても大変な喜びだった。試合後、また彼等のもとに駆け寄り、祝福
をして上げた。
・その「無法者集団」の2試合目の相手が これまた Belsize だった。
どちらかというと「老獪なラグビーをする」という感じのこのチーム
は、パワー全開で展開されるラグビーには付いて行けず、ノーホイッ
スルトライの連続。今にして思えば、ラフプレーの必要が無かったと
いうだけだったのかも知れない。
・果たして彼等の3試合目が北京原人隊。筆者はこの試合を観てないん
だけど、北京原人隊相手にパワーだけでは通じないと感じたか………。
これまた、何ともやり切れない思いだ。1試合目に連発された危険な
プレーに「別の色のカードを出しておくべきだったか」と逡巡する事
しきりだ。
(つづく)
Michael.
◆ちょっと、勢いのままにUPし続けます。
・その北京原人の選手が1人、Belsize とは別の外国チームとの試合で、
脚の付け根付近の関節を骨折するという大怪我を負った。それでその
原因となったのが、相手チームの選手による危険極まりないプレー。
目撃者曰く「完全なレイトタックルで、悪意すら感じる犯罪的行為」
だったとの事。
・そのチームの、朝の1試合目のレフリーを担当したのが筆者だった。
最初の数プレーで「あらら、こいつらラグビー解ってないな」という
のがアリアリで「ラインアウトのボールを直接SHに投げてしまう」
なんていうのは微笑ましくもあったけど、肘を突き出しての突進に、
スタンピング有り、ハイタックル有りと、これでもかと出て来る危険
なプレーに「無法者集団」の印象を抱いたものだ。
・結果、前後半で40分の間に出されたイエローカードは2枚。お天気
の好さとはウラハラに、朝から憂鬱な気分での大会スタートとなった。
・憂鬱なのは憂鬱だけど、このままでは絶対に良くない。そこで試合が
終わり休憩中のところに押し掛け、オフサイドやら何やらのルールを
極々初歩レベルで教えたのと、危険プレーの色々を説明して、しかし、
有り余るパワーだけはズバ抜けていたので「パワー全開のラグビーは
やっていいんだぞ」で締め括った。
・日本語は勿論、中国語も英語も、果たしてどこまで通じていたのかは
疑問が残るが、しかし、筆者がTJを担当した彼等の2試合目では、
見違える様に反則が減り、ラフプレーもなくなって、それこそパワー
全開のダイナミックな肉弾戦+ハイスピードで駆け抜ける気分爽快な
ラグビーを展開してくれたのだ。
・これ、ちょっと自己満足なんだろうけど、こうして修正して来た彼等
に自分のアドバイスも少しは貢献出来たのかもと思うと、レフリーと
しても大変な喜びだった。試合後、また彼等のもとに駆け寄り、祝福
をして上げた。
・その「無法者集団」の2試合目の相手が これまた Belsize だった。
どちらかというと「老獪なラグビーをする」という感じのこのチーム
は、パワー全開で展開されるラグビーには付いて行けず、ノーホイッ
スルトライの連続。今にして思えば、ラフプレーの必要が無かったと
いうだけだったのかも知れない。
・果たして彼等の3試合目が北京原人隊。筆者はこの試合を観てないん
だけど、北京原人隊相手にパワーだけでは通じないと感じたか………。
これまた、何ともやり切れない思いだ。1試合目に連発された危険な
プレーに「別の色のカードを出しておくべきだったか」と逡巡する事
しきりだ。
(つづく)
Michael.