桜の葉が紅く染まり、銀杏の香り(ちょいクサ)漂う福岡はどんよりとした空模様。
仕事もひと段落ついたので、映画「This is BOSSA NOVA(Coisa Mais Linda)」を観てきた。シネテリエ天神では今日が最後(夜の上映はやっている)の上映だということを知り、慌てて出掛けたのです。
映画はカルロス・リラ、ホベルト・メネスカルの2人を中心に、当時のボサノヴァ・ムーヴメントの当事者と家族、関係者の証言で、詩・メロディやハーモニーに奏法の誕生、そして歴史をひも解くというものだった。歌に演奏、ゆかりの場所や風景もたっぷり。内容は濃かったが、流れは分かりやすく劇場の音響も思ってたより良かったので2時間があっという間に過ぎたよ。
貴重映像かはわからないが、A.C.ジョビンがジェリー・マリガンに「ワンノート・サンバ(Samba de uma nota so)」の奏法を教えているというか、稽古をつけているシーンが興味深かったな。それから残念ながらジョアン・ジルベルト本人は証言者として登場しなかった。
DVD化されるかもしれないけど、家だとどうしても音響がショボクなるのでツマラナク感じるかもよ。
そういやビルボードライブのカルロス・リラ来日公演、ぶっちぎられたね。(笑
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V.A./This is BOSSA NOVA 価格¥2,520 発売日2007-07-25 |
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本日の余談:今夜のNHK教育「美の壷」は『苔』だ。