Oh Happy Day!!

大相撲九州場所もはじまり、市街ではクリスマスの鈴の音が響き、ウチでは温風ヒーターの灯油が燃える匂いを嗅ぐと、もう年末なんだなぁと。日中の気温も少しずつ下がっているのを実感できるこの頃であります。さて先日のヴァイナル・カフェではシトシト降る雨の中まずまずの来客で、B（敬称略）のバースデーだったりもして、なかなか楽しかったデス。バースデーケーキと20と数本のキャンドル、そしてバースデーソングで祝いました。Bのリクエストで「大人っぽい曲かけて」ということでスタンダードを中心に夜更けまでセレクト。で、フロアじゃないのでお客様の反応がわかりづらいのだけど、問合せのあった音盤と、好感触だったんじゃないかと勝手に思い込んでいる音盤をご紹介。選曲中に、ドリンクの追加をオーダーしているテーブルを見つけると、僕はDJブースでホッとするのデス。



まずはBのためにお祝いソング。ゴスペルチックにオーハピーデー♪
■Dee Felice Trio/In Heat-"Oh Happy Day"
（アーティスト名/アルバムタイトル-"曲名"）

そしてカエターノ・ヴェローゾも賛美する透き通った歌声。伴奏のフルートとアコーディオンの音色にハートがとろけますデス。このアルバム、雑誌等でもとりあげられてました。ブラジリアンやスタンダードジャズのカヴァーなど本気でオススメです。
■Marcia Lopes/LP-"Minha Nossa Senhora"

お祝いにかけつけたAちゃんのためにスパニッシュな１曲を。ライブ版なのでステージの雰囲気もバッチリ。マラガ～♪
■Caterina Valente/This Is Me-"Malaguena,Bleeze and I"

そのAちゃんから問合せのあったイタリア映画のサントラ。ハープシコードの音色とかすかに聞こえるスキャットが素敵。
■Berto Pisano/Interrabang[O.S.T]-"Il Colore Degli Angeli"

同じくお祝いにかけつけたTちゃんのために。Jack Jonesによるナイスカヴァーの"I Must Know"。ストリングスが効いているからJackie Trent & Tony Hatch版よりお上品な印象。暖かな歌声。
■Jack Jones/My Kind Of Town-"I Must Know"

マイナーコードでムーディーなスキャットは冬の始まりを予感させます。
■Marisa/Same-"Lena"

午前３時に店を閉めてカウンターで飲んでいたときに全曲通してかけたブロッサム・ディアリー、クリスチャン・ルグラン参加のフレンチコーラスジャズ。スタッフに好評でした。"Lullaby Of Birdland","Tout Bas(Speak Low)","Manbo Italiano"等収録。
■The Blue Stars/Lullaby Of Birdland-"Mister L'amour(Mister Sandman)"

最後に自分のために１曲かけて帰路に。サニ～♪
■Ann Burton/Blue Burton-"Sunny"

↓その他、Bのために選んだ音盤もろもろ。

★Bug Alley/Same-"Milestones"★Anita O'day/Sings The Winners-"Take The "A" Train","Four Brothers"★Miyoshi Umeki/Miyoshi-"Jeepers Creepers"★Vi Velasco/Cantando Bossa Nova-"Zing Went The Strings Of My Heart"★Armando Trovajoli/La Matriarca[O.S.T]-"La Matoriarca"★Sandler & Young/On The Move-"A Man And A Woman"★Louis Armstrong & His Friends/Same-"What A Wonderful World"（リンク先で試聴可）★Michel Legrand/The Young Girls Of Rochefort[O.S.T]-"Le Pont Transbordeur"★Ella Fitzgerald/Sings The Cole Porter Song Book-"Too Darn Hot"（リンク先で試聴可）★Francis Lai/A Man And A Woman[O.S.T]-"A Man And A Woman"★Dudley Moore/Bedazzled[O.S.T]-"The Millionaire","Cornfield"★Rita Reys/Rita Reys Today-"The Moment Of Truth"★The Kenny Clarke Francy Boland Big Band/All Smiles-"Let's Face The Music And Dance"★Mel Torme/Comin' Home Baby!-"Comin' Home Baby"★Viktor Lazlo/She-"Sweet,Soft n' Lazy"

出陣じゃ、馬引けぇー！（選曲日程など）

▲１年前の11月8日、関東からの友人を案内した際に撮影した太宰府 光明禅寺の中庭の紅葉。ウツクシーデスネ。今年は例年より紅葉も遅れているようです。太宰府に新しくオープンした九州国立博物館も行きたいね。

ここ九州では黄砂が飛んでて視界不良の週明けです。この時期に吹くのは3年ぶりだとか。さて、５日のソウルソニックバーは常時満席で終えることができました。今回も入店前に「富松うなぎ屋 黒田店」で特上せいろ蒸しを食べ、気合い十分でのぞむことができました。そして本来今年最後のソニックでの選曲だったけど、急遽12月29日（木）もやることになりました。メンバー以外のDJも交え、年忘れ大会で夜ふけまで盛り上がりたいと思いマスので、皆様ドーゾよろしく。クリスマスあたりにまた告知します。見知らぬあなたと見知らぬ僕らで、ブワっとはじけられればいいっすネ。

とりあえず次は今週11日（金）の福岡市中央区今泉にあるヴァイナル・カフェです。前回は旅行のため休んだので、十分の体勢というところ。イベントではなく通常営業（ノーチャージ！）ですので、気軽にご来店くださいませ。

それから、先の話だけど12月4日（日）にヴァイナル・カフェの6周年パーティーにもDJで参戦します。僕がパーティーのラストDJ（25:50～）だそうです。なにぶんDJの人数が40人以上と半端じゃないので、持ち時間も少ない（3曲程度）けど、トリにふさわしい曲を流して会場を失笑と苦笑の渦にし、テンチョ徳永くんをはじめスタッフを失意のドン底に突き落としてあげたいと思います。入場料等の詳細はまたお知らせします。

↓年末までのDJ日程はざっとこんな感じ。
●11月11日（金）vinyl cafe,●11月25日（金）vinyl cafe,●12月4日（日）vinyl cafe 6th Anniversary,●12月9日（金）vinyl cafe,●12月23日（金）vinyl cafe,●12月25日（日）e.pi:cafe,●12月29日（木）soul sonic bar

@Soul Sonic Bar

２カ月に１度のSoul Sonic Barでの選曲が、奇数月第４土曜日から奇数月第１土曜日に移動します。そして第１土曜日の新 時彦 氏が第４土曜日に移ります。ということで今後とも宜しく。早速今週の土曜日（５日）にやりますのでお近くの方はどうぞ。イベントではなく通常営業で、22時頃からDJが入ります。

★☆★Soul Sonic Bar地図★☆★

前回の模様→【旅立ち編】,【怒濤編】,【夜明け編】

他のメンバーはどうやるか知らないけど、僕は秋らしく、しなやかでお酒が恋しくなる曲をかけますゾ。例えばこんなの↓


●Sarah Vaughan/Crazy And Mixed Up
"Autumn Leaves","That's All"
●Louis Prima/Strictly Prima!
"Fee Fie Foo","Five Month,Two Weeks,Two Days","Sing,Sing,Sing"
●Tania Maria/Taurus
"Tranquility","2.A.M.","Imagine"
●Kalima/Kalima!
"That Twinkle","Autumn Leaves"
●Moacir Santos/Saudade
"Kathy","Off And On","Haply-Happy"
●The Dudley Moore Trio/Same
"Amalgam"
●Caterina Valente/Caterina Valente In New York
"Poinciana","In The Still Of The Night","Moon Light In Vermont"
●Dionne Warwick/The Sensitive Sound Of Dionne Warwick
"Wives & Lovers","Thats Not The Answer"
●Boulou With The Paris All Stars/ The 13 Year Old Jazz Sensation From France
"Night And Day","A Night In Tunisia","Bluesette","The Girl From Opanema"
●Manfredo Fest/After Hours
"Theme From Love Story"
●Ann Richards Singing With The Stan Kenton Orchestra/Two Much
"All Or Nothing At All","It's A Wonderful World"
●Shuggie Otis/Inspiration Information
"Aht Uh Mi Hed"

▲Boulou/The 13 Year～はCDで11月23日発売!!!ガ??ンッ!!!!!!!!皆さんCDで買いましょーね（泣）コレ、一度聴くと手放せませんよ。アルバム内容は左側にあるレビューを読んでくださいませ。ココで予約できますゾ

湯布院 湯けむり満喫まんぷく旅

月29日と30日の２日間、骨休めのため大分県湯布院町へ家族で１泊２日の温泉旅行へ行ってきました。でもNHK朝の連続小説「風のハルカ」の舞台のひとつとは知らなかった、というか「風のハルカ」って何？と。湯布院も黒川とならぶ全国でも知られた温泉地。僕が小さい頃は、まだまだ別府・鉄輪の方が人気で、湯布院はパッとしなかったような記憶があります。地元農家や観光業を営む人たちが一丸となり、自然で素朴なもてなしというのが受けたのでしょう。

て普段ではまだ眠っている時間に支度を整え、実家の母を向かえ出発したのが午前10時過ぎ。天候は曇りときどき晴れ。ガソリン満タン、財布はガス欠。ウチから５分の距離にある福岡インターチェンジから九州自動車道・大分自動車道を乗り継ぎ湯布院の町にランディング。ここまでの高速通行料3,050円。お腹もペッコリングの午前11時40分、モヤで由布岳は拝めず。金鱗湖周辺をてくてく散策。レストランへ向かおうにも道は細いし人ごみで車は動けず離合もうまくいかず、前門のトラ・後門のオオカミ状態でドライバー同士の睨み合いになるかと思ったら、譲り合ったり誘導したりで、これが旅するオトコの気持ちの余裕なのか、今夜キメるオンナにいいとこ見せたいのかは知らないが、怒号やクラクションは鳴り響かなかった。てか皆、ココロとカラダを休めに来たんだから、つまらぬことでカリカリするのはよそうという気持ちだろう。

労してたどりついたレストラン夢鹿（ムジカ）は結婚式で貸切。気をとりなおして町中から車で５分の鳥越エリアという、さっきまでの喧噪とは別世界の、静かな森の木陰にある「ホテル/レストラン・ムスタッシュ」へ。フクロウとかきっといるんだろうねこの森は。このレストランの味に終始ニッコリ顔。お客さんも全国から訪れるらしく、この日は横須賀から来ているテーブルがあった。そして湯布院 玉の湯で土産を買ったり、湯の坪街道のCafe La Rucheでひと息入れたり。ここから先はドーンとハショって（何を食べ何処へ行ったかはフォトアルバムで写真とそのキャプションを読んでくださいね）お宿「山のホテル 夢想園」に到着。ここの露天風呂は「風のハルカ」の撮影に使われたそうだ。湯布院の町は今「風のハルカ」フィーバー。そしてまた随分ハショりまして（詳細はフォトアルバムで）、風は冷たいけど翌日の午前の天気は上々だった。コチコチのカラダも、醒めてヒネたココロもほぐれ、白バイにギョッとしながら高速道路をブッとばして帰ってきた。さて気もほぐれたので仕事に戻ろう。むむ、仕事スイッチの入れ方を忘れてしまったようであります。