昨日はマルタ戦を見ながら、新刊「リハビリテーションのための認知神経科学入門」に赤を加える。
熱で思考することができず、チェックのみになった。熱がなくとも思考停止かもしれないので、後悔はしていない。もう少し勉強が必要だと痛感している。
早朝、今日の授業で使う「失行症」のビデオを編集。改めて「失行症」の難解さを痛感する。しかし「光明」はある。その後、「高知」の症例も送られてくるが、「大阪」の症例と「高知」の症例。キャラクターが違う。「高知」の症例、右麻痺には思えない。面白い。意識に関与すると思う。
今日は朝10時より学生面談。担任なので仕事であるが、もっといろんな二人称な会話をしたい。どうしても面談なので三人称になる。いろんなことに気がつく。「間主観性」の重要性を思う。明日、明後日と続く。
その後、大学院設置の打合せ。趣旨、目的を論議する。「神経リハビリテーション教室」よろしくお願いします。畿央大学も本年度大学院生を募集すると思います。と同時に学部セミ生(卒論生)も募集です。
14時すぎから、18時前まで授業。高次脳機能の病態解釈の難しさとおもしろさの表裏一体を感じてもらえればと思う。そして、障害の因果を仮説立てる意味を感じてもらいたい。単純な思考から複雑な論理的思考へシフトしてください。
授業後、新潟医療福祉大学の先生よりお電話。今年のPT学会も伊藤正男先生で「脳科学」が特別テーマであったが、来年のPT学会もそれに相当する脳科学者を招聘する予定らしい。これも「時代」である。微力ながらお手伝いいたします。
しかし、喉が痛いし、頭が痛い。変な汗がず~~と出ている。先日の廊下での「雲の上を歩くような感じ」はこの風邪から来ていると思う。本当に風邪か???
みなさんのメールに返信しないといけませんが、もう少し待ってください。今月のスケジュール管理もできていないので、それを優先し、その後、講演依頼のスケジュールを追加していきます。基本的に全部受けます。今年は小学校や中学校にも行く。「理学療法」でなく、「こころ(脳)の科学」を話すことは、この上なく幸せだ。「理学療法」という小さい枠組みで「子ども」を捉えるから、「脳性麻痺」に無力なんだ。もう少し、考えてもらいたい。
「理学療法」、その基準はいつか科学の進展で更新されるもの。いつまでも100年前の神経生理学に引っ張られてもしょうがない。
何を持って正常なのか、何を持って異常なのか。この問いに答えられないのであれば、それは枠組みにすぎない。