森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

兵庫県但馬管内セラピスト特別講演会

2006年06月26日 19時37分48秒 | 過去ログ
日時:平成18年7月4日(火) 17:30~ 
場所:公立八鹿病院看護専門学校多目的教室(2F)
特別講演:「リハビリテーションのための脳・神経科学(最新事情)」
畿央大学健康科学部 森岡 周 



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但馬管内セラピストで参加ご希望の方は会場準備の都合上、下記宛、出来ればE-mail(もしくはFAX)にて職種・氏名を6月27日(火)までにお知らせ下さい。

〒667-8555
兵庫県養父市八鹿町八鹿1878-1
公立八鹿病院中央リハビリテーション科
吉田 一正
FAX: 079-662-3134
E-mail:rihabiri@hosp.yoka.hyogo.jp
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浪漫と誇り

2006年06月26日 19時33分35秒 | 過去ログ

よく昔、若いPT時代かな、学生に「理学療法士」という仕事は浪漫と誇りをもたらすいい仕事だと言ったことがある。

井の中の蛙とは、こういうことだろう。

お恥ずかしい。

「人間」「関係性」それは浪漫と誇りを持つもの。

つまらない職業はない。

つまらない人間がいるのだ。

 

パティシエになりたいという学生もいるらしいが、本気でチャレンジするのなら、本気で後押ししてやる。「本気」かどうかだ。

「行動」しないのが、一番「後悔」に残る。

「本気」でないのなら、やめるべし。

 

リハビリの世界にしか生きないやつらは盲目者が多すぎるようだ。「世界」を感じてください。

 今まで演習講義だった。まじめに、学生が望む「臨床的」な視点で話しました。僕には、何が「臨床的」なのか、意識はしませんが。

 

 東洋大学哲学科教授の河本英夫先生より新著をいただく。

システム現象学 認識の知から身体の知、行為の知へ 身体と行為へ向けたメッセージがちりばめられているようだ。いろいろ、これからUp dateしたいと思い、さまざまな人々と出会いたい。井の中の蛙にならないように。エビデンス、エビデンスなどと、臨床でほざくなら、本気で科学をやっている人たちに、それを投げてみたい。たとえば、池上先生なんかに。 

 

明日の第1回奈良県高等学校等教頭協議会の講演を今から練ります。

「脳科学からみた上司と部下の関係」という壮大なテーマだが、話す側としては面白い。


ある気づき

2006年06月26日 11時01分35秒 | 過去ログ
岡山より京都へ。
理由はいくつか。

1.文化的思考になる
2.雑踏から離れたい
3.美的感覚を意識し、日本人を体感する。

4.藤田嗣治の作品を見に行き、パリを感じる。

ま、いろいろ。

少し休養するのが第一義だったかもしれない。
とにかく、一旦ブレーキを踏む上で。

二年坂、三年坂をぶらつき、その後

哲学の道を歩き、まったく創造はわかなかったが、空気を体感でき、時間が少しだが緩やかにながれるのを感じた。

西田幾多郎碑の前にフレンチカフェが。
対岸には、いかにも、っていうカフェがあり、そっちには人が多く入ってた(洒落たカフェレストラン)が、迷わず、この寂れた「パリ」を感じる「シャンソン」の流れる、そして、ず~~とここにすんでいるだろう「おばちゃん」が一人でやっているその店を選んだ。

こんな日本的情緒なところに、カフェがと思う人もいるだろうが、このおばちゃんの店は見た目で作ってなくよかった。

すこし、ゆとりを持つ。

翌日は藤田の作品を観に、国立美術館へ。
すごい人だ。
朝一というのに。
こんなに人気があったんだな。
最終的には日本を捨てた藤田だが、その心は日本人なんだ。

印象派という輸入物で日本を席巻せず、乳白色を生み出し、一躍時代の寵児となったその生き方はすばらしい。

ちなみに、その前に、もちろん坂本竜馬の墓前には行っている。
すこし勇気をもらおうと思って。

美術館帰りに、あやの小路という小物屋に立ち寄り、抹茶をいただき、夢二のハンカチを買う。ブランドでない情感があふれる。

その後、三十三間堂の廊下が見たいと思い、観光客あふれる場所へ。

そこで、つきの言葉を発見した。



嬉しいことは手ごたえ
悲しいことは口ごたえ



何かを知るという、私にしかない手ごたえ(を感じる)。
そして、感情をぶちまける口ごたえ。

手(身体)で知り、今の自分を伝える口。

人生とは、自らが「答える」ことである。
それが、内部へ、自ら自身へ、進むのと、外部へ、他者へ、共感へ、と進むというまさに「認知を生きる」ことである。


いつも「仏教」にはヒントをいただく。


本気で「リハビリテーション」をやり直さないといけませんよ!