昨日、土曜日はブラモル・ホール Brmol Hall のグランド・オープニングの日でした。
ブラモル・パーク Bramhall Park の広大な敷地内の丘の上にどーんとたつ、チューダー様式の邸宅です。

昨日から、内部の一般公開が始まりました。
約2年にわたる改修、修復作業がやっと終わって地元の新聞やローカル・ニュースで大々的に前評判をしていたので、待ちかねた地元の人達や、かなり遠くに住んでる観光客がわんさか押しかけました。

私は一日カフェで働いていたので、実際、催し物は、見物していませんが・・・・

カフェのお客さんがいろいろ、教えてくれましたよ。
カゴ編み体験、獣脂ろうそく作り体験、花輪編み体験、アーチェリー、などのイベントが、ホールとカフェの周り、丘の上で繰り広げられていたようです。
写真は、朝、店開きしたばかりの時に撮りました。

16世紀風の庶民の衣装を着た手工芸のプロが、当時の技能の実演をしています。
テントをはって、当時の市場のような雰囲気を演出しているようです。

カフェはものすごく繁盛しました。
6時からはバロック/チューダー/ルネッサンス調 (?) 古楽器演奏トリオをカフェに呼び込んで夜の9時まで、チューダー(風)生演奏と、ワイン、コーヒー、ケーキの夕べがありましたが、来たお客さんは、年配のカップル1組だけ。
店じまいの片付けをするスタッフと、パークの運営関係者だけのために、2時間、中世風の音楽をメドレーで生演奏してくれました。
私は好きだったのですが、若いスタッフのひとりは、えんえんと続くかったるい、マヌケな音楽をがまんして聴いていた、とあとで言っていました。

昼間は、流して歩いていた3人、この手の中世、チューダー朝、清教徒革命時代イベントに引っ張りだこ、イギリス中旅してまわる人気演奏トリオらしいです。
小型リュートとリコーダーを演奏していた女性と話をして、楽器をさわらせてもらいました。
リコーダーは日本の学校で習った、プラスチック製のと指使いも音程も同じだそうですが、彼女のは、一本の木を彫りぬいてつくってある、ひじょうに美しいものでした。
オランダ、デンマーク、ドイツに行った時はそれぞれ地元の民謡を研究して演奏したそうです。
自前の衣装も本格的です。
女性の、胴着、スカート、袖にわかれた3部式のドレスはゆるく織ったウールを煮詰めてフェルト化してあり、ダッフルコートのようにごわごわ。ものすごーく暑いといっていました。
下に着ている「シフト」(長いシャツ)も麻製で、本格的です。
綿がヨーロッパに入ってきたのは18世紀になってから。
夜の9時過ぎ、カフェの屋外エリア、片付けはじめた時刻です。

今日、日曜日にもこのイベントは続きます。
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