イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

1990年代のセックス・シンボル、リージェンシー時代の紳士、Mr ダーシーが泳いだ池

2016年03月31日 09時00分00秒 | ストックポートとその周辺
昨日の続きです。

ライム・パーク Lyme park



ジェーン・オースティンの名作「自負と偏見 Pride and prejudis 」 が1995年にBBCによってテレビドラマ化された時、ミスター・ダーシー Mr. Darcy が飛び込んで泳ぐシーンを撮影するのに使われた池があります。

ダーシーズ・ポンド Darcy's Pondと呼ばれ、かくれた観光名所になっています。
(別にかくれてはいないか・・・?園内で配布しているウォーキングコース案内にも「見どころ」として明記されているし、地図にも載っていますし)

「撮影に使われた」と言う記述はどこにもありませんがみんな知っています。

短距離でラクという触れ込みの、ダーシーズ・ポンドが含まれるルートを地図にそって歩いてみました。



勾配を上りきるとすぐ、カフェや駐車場などパークの施設や邸宅、ライム・ホール Lyme Hall が見えなくなり、見渡すかぎりの野原です。


寂寥感たっぷりでパークの敷地内だということを忘れるほどです。

ふりかえると、ライム・ホールの向こうの丘のてっぺんにあるケージ Cage と呼ばれる、ハンティング・ロッジ(狩りの際の休憩所)が見えます。




突然横手にダーシー・ポンドが出現。

これですよ!




どうってことないですね・・・・・。

暑い日にコリン・ファース Colin Fieth が演じるミスター・ダーシーが池に飛び込んで、服を着たままひと泳ぎした後、濡れたシャツを胸にはりつけて池から上がってくるところを、物語のヒロインのエリザベスに目撃されます。

原作にはないこのシーンがイギリステレビ史上に残る大センセーションを巻き起こしました。
原作に忠実であるべきBBCの文芸作品のテレビドラマ化に「セックス・アッピール(濡れたシャツ)」シーンを挿入する是非がもちろん論議されました。

そんなことより濡れたシャツ!

エリザベスに男性としてのミスター・ダーシーを意識させ、女性視聴者をよろこばせるためなら、裸にしたほうが効果的ではないかと当時のだれもが思ったはずです。

暑い日に自宅の池で泳ぐのに(エリザベスが訪ねてきて庭を勝手に散策しているのを彼は知りませんでした)シャツを脱がないのは、不自然ではないでしょうか?

しかし!ウケたのです、ミスター・ダーシーの濡れたシャツ。
男性の上半身裸なんて見慣れた現代の女性の目には、こっちのほうがずっと官能的でした。

演じたコリン・ファースは女性視聴者のあまりの騒ぎように当惑して、セックス・シンボルとして注目され続けると今後の役柄が限定される、と判断して、以後20年間、かっこよさを売り物にした出演依頼を一切却下し続けたそうです。


ライム・パークとミスター・ダーシー関係の記述のあるウェッブサイトは(いまだに!)多数あります。
面白くないジョークのキャプション付きの、おなじみ「濡れたシャツ写真」です。


池の出てくる写真も、やっとみつけました。


ウォーキングコースの続きは、あした。 

ミスター・ダーシーの住む、ペンバリー館として撮影につかわれた、ライム・ホール です。


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自負と偏見、Mr.ダーシーのお屋敷(のロケ地)はストックポートにあり!ライム・パーク

2016年03月30日 09時00分00秒 | ストックポートとその周辺
ライム・パーク Lyme Park






(丘の上の狩猟のための宿舎、ケージ Cage)


ストックポート・タウンセンターから国道A6を、南に13キロ足らず、車で約23分のところにある、ナショナルトラスト National Trust 所有の広大な公園(パーク)です。

5・3平方キロメーターの敷地に、第一級保存指定建築の貴族の邸宅、ライム・ホール、イタリア・ルネッサンス式庭園、オランダ式庭園、イングリッシュガーデン、池、森林、丘陵、渓谷、ヒツジの放牧地、中世以来の鹿の保護区などなどがあります。

今まで、本紙に載らなかったのが不思議なぐらい全国的に有名なストックポートの名所!


寒くて曇った2週間前の金曜日に、ふと思い立って、いってみました。

ライム・ホール Lyme Hall   


1388年からこの場所にあります。
〈以下、写真は本文と関係なく、中庭に入ってでるまでの経過です〉



現在の建物の基礎ができたのは、16世紀。エリザベス朝時代です。



現存する建物は、1720年代に建てられました。

建築デザインをまかされた有名な、ヴェネチア人の建築家 ジャコモ・レオ二 はエリザベス朝様式を踏襲しながらも、バロック様式と、当時のイタリアで人気のパラディム様式をごっちゃまぜにした、他に例のないユニークな大邸宅をつくりあげました。







といわれても、シロート目にはどこがどうなんだか、よくわかりません。



庭園と邸宅がセットになった、入館料、大人 9ポンド90ペンスを払って、ボランティアの建築ガイド(オプション)に解説をお願いすることができます。

今回私たちは、広大な敷地のウォーキング目当てに来園したので、入館しませんでした。







無料ではいれる、中庭と庭園の入り口あたりまでをちょっとうろついて写真を撮っただけです。

写真の中庭に面したコロネード(柱廊)下のトイレと、レストランにはもちろん入館料なしで入れます。



入館料の9ポンド90ペンスはちょっと高いですね。日本円で1、607円だそうです。

でも、半日(4~5時間)かけて庭園すべてと邸内をくまなく見て回れば、その価値あり!です。みごたえは請合います。

12年前に私が入った時、邸内には、細幅の絨毯で「拝観ルート」がつけてあって、その上を歩いて見学する仕組みになっていました。
例えば、うちの近所のブラモル・パークのように部屋の中をうろうろみて回る、なんてことはゆるされていません。

今もそうなんでしょうか。

1388年から1946年までの、560年もの長い間、貴族の1家族がこの家にすんでいました。

戦後、ナショナルトラストに、邸宅が敷地ごと寄贈された当時のインテリアがそのまま大部分のこっているほか、一般公開用に手をくわえて、各時代の装飾も再現されています。

入館料は、莫大な維持費のための善意の寄付、と思いましょう!



パークへの入園は無料です。児童公園もあり、子供連れ、犬の散歩、ハイキング、ピクニック、サイクリングに、観光客だけではなく近燐の住人にも大人気です。

ただし、車で入園するさい、1台につき 7ポンドの請求があります。
これも維持費に充てられます。 



ここに住んでた1家族はどうやって個人でこの広大なエステートを維持していたのでしょう。
お金持ちのことはよくわかりません。


パーク内の各所に駐車場があります。


パーク内をドライブして回る人も多くいます。ものすごい広さですから。

夏の週末には有料のパーク内乗り合いバスも、運行しています。


車が無くてもいけますよ。

ストックポート - バクストン Buxton 間を30分毎に走るバスが、国道A6にある,パークの入り口に止まります。

ディズリー Disley 駅から徒歩10分。電車の本数が少ないので気をつけましょう。


さて、歴史的建造物と、市街地の中に入り口のある手近なパークの度肝を抜く景観・・・・ライム・パークがストックポートのもっとも有名な観光地であるもうひとつの理由は・・・・

日本でも放送されたはずです。イギリス国営テレビ局、BBCによる、ジェーン・オースティンの「自負と偏見 Pride and prejudis 」の1995年のテレビドラマ化。

文芸物のドラマ化としてはまったく異例の空前絶後の大ヒット。特に、20代後半の女性が夢中になりました。

ヒロイン、エリザベス・ベネットの恋人、フィッツウィリアム・ダーシーが住むピーク・ディストリクトのどこかにある設定の、「ペンバリー館」の外観と庭園の撮影につかわれたのが、ここ、ライム・パーク!!

ライム・パークのことをグーグルして調べたら、やたらにでてくるこの写真、私も借りちゃいました。


ミスター・ダーシーが暑い夏にひと泳ぎしてぬれたシャツを胸にはりつけて出てきた、イギリスのテレビ史上に残る評判のシーンが撮影された、池、通称ダーシーズ・ポンド Darcy's Pond をめぐる、おすすめウォーキング・コースを、パークで配布している無料のリーフレットで見つけて、歩いてみました。

夫はいやな顔をしました。

実は私も熱心に見てました。22年前!

続きはあした。


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ストックポートを縦断、ロンドンとハドリアヌスの長城を結ぶ古代ローマの道、国道A6

2016年03月29日 09時00分00秒 | ストックポートとその周辺
ひさしぶりに、ストックポート Stockport の話題です。

国道A6

ストックポート/タウンセンターを南北に縦断して走る、イギリスで4番目に長い、歴史ある道路です。



古代ローマ人が建設した道路。

全長454キロメートル、古代ローマ時代からのイギリスの首都、ロンドンと、スコットランドと国境を接するイギリス最北の要塞都市、カーライル Carlisle を結ぶイギリス縦断道路。


(この市庁舎前の標識の距離表示は、キロではなくてマイルです)

ロンドンから北へ・・・レスター Leicester、ダービー Derby を通り、ピークディストリクト Peak Districtをつっきり、温泉保養地バクストン Buxton 、ストックポート、もうひとつの要塞都市、マンチェスターを通って、ハドリアヌスの長城 Hadrian's Wall のあるカーライルにいたります。


古代ローマ人が建設した道路がもとになってる、というだけで、実際、ルートは、ローマ時代当時の道路からは、かなりはずれているようですよ。 
現在では、ロンドンに入る直前の、ルートン Luton で南端は終わっています。



ローマ時代の石畳をそのままコンクリートで舗装して使ってると思って歴史ロマンを楽しんでいるひともけっこういるようです。

ローマ人がイギリスを支配したのは紀元43年から409年までの366年間、ずいぶん前です。

タウンセンターの終わりのほう、A6から、遠くピークディストリクトが望めます。


バクストン について書いた2015年5月23日の記事も見てくださいね。↓

平日に電車でピークディストリクトに行って山歩き。まず、電車で30分。18世紀の温泉保養地バクストンへ2015年5月23日ブログ

同じく、A6沿い、ピークディストリクトの小さな町、チャペル・アン・ル・フリスについて書いた去年の夏の記事もよんでください。↓

ピークディストリクト、チャペル-アン-ル-フリス1、罪人のさらし台のある坂の町2015年7月10日ブログ


あしたから、A6沿いの、おそらくはストックポートデもっとも有名な観光名所、ナショナル・トラスト所有の広大な公園、ライム・パーク Lyme Park の特集です。


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おかしな名前、レトロなお菓子、パイナップル・アップサイド・ダウン・ケーキ

2016年03月28日 09時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
パイナップル・アップサイド・ダウン・ケーキ pineapple upside-down cake

私がこのへんな名前のケーキをはじめて食べたのは、高齢者施設で働いていた、4年前。

地域の人達にも利用されていた、施設のカフェテリア〈食堂)の毎週の定番、入居者のお年寄りに大人気のかわいい、ケーキ。カフェテリアの手作りでした。

まんなかの穴ひとつづつに、毒々しい真紅の砂糖漬けのツヤツヤチェリーが詰められた鮮やかな黄色のパイナップルの輪切り。ケーキ本体は、普通のスポンジに、アメ色のうわぐすりがかかったよう。

色のコントラストがきれいなケーキ。

なぜか、この高齢者施設の外では見ることのなかった、まぼろしのケーキ!

リバプールで買った、レトロなイギリス料理のレシピ本に作り方がのっていたので、つくってみました



白砂糖がなかったので、茶色い黒砂糖で代用。う~ん、こんなはずではなかったという色合いの悪さ・・・


作ってる途中の写真です。


砂糖漬けのグラッセイ・チェリーの赤があざやか。

ケーキ型の底に敷いた缶詰のパイナップルの輪切りが、焼きあがって型から出した時にてっぺんになるので「アップサイド・ダウン(さかさま)」ケーキ。

できあがったらチェリーの色がくすんでしまったのは、黒砂糖をつかったのと、ちょっと焼きすぎたせいかもしれません。

40台後半のイギリス人の友達に食べてもらったら、大好評。


学校の調理の時間につくったおぼえがあると言っていました。1980年代はじめのことでしょう・・・それ以来、食べたことがなかったそうです。


調べたら、イギリスで缶詰の果物が大量に出回るようになった1930年代に、ものすごい人気だったそうです。


底に薄切りのフルーツを敷き詰める「さかさまケーキ」は昔から世界中にありますが、缶詰のパイナップルヴァージョンは、イギリス独自のもの。

ウェッブサイトにたくさん作り方がでていました。
お店や、カフェなどで見かけたことがなかったので、私が勝手に「まぼろしのケーキ」と思いこんでいただけで、実際は家庭でつくってる人は多いみたいですね。

私がつくったのは、色がいまひとつぱっとしませんが味はなかなかでした。
職場の食堂で出していた、オリジナルのアメ色版より、私のつくったこの黒砂糖バージョンのほうが深みのある味のような気がします。

強烈に甘くてくどいのは言うまでもありませんが・・・・。
     


はい、今度はレシピ本どおりに白砂糖でつくります。次回は色鮮やかな写真を撮ってお見せします。



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ハッピー・イースター!今日はイースター・サンデー

2016年03月27日 09時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ
今日は、カトリック、英国国教会を含む、多くのキリスト教教派の、イースターサンデー Easter Sunday(復活祭)です。

金曜日はグッド・フライデー Good Fridayで公休日、土曜日は普通の週末土曜日、今日はイースターサンデーで国民の祝日、明日はイースター翌日の月曜、スプリング・バンクホリデー・マンデー Spring Bankholiday Monday という公休日・・・と、多くの人が4連休を楽しんでいるはずです。

イギリスの春、イースターを彩る、ラッパズイセン、花盛り。




うちでは特に何もやりません。

恒例の巨大なチョコレートのイースター・エッグ Easter Egg Chocolate を買うのは今年からやめました。
子供が大きくなったので。

チョコレートやプラスチックで作ったたくさんのカラフルな卵をかくして子供たちにさがさせるイースター・エッグ・ハント Easter Egg Hunt も、うちではやったことがありません。

子羊の脚をローストしようかとスーパーに買いに行ったら、下の息子と私の2人で食べるには大きすぎて高かかったので、取りやめ。チキンの丸焼きに変更です。

本紙でおなじみ、うちの近所の、ふくろうの木彫りのある空き地です。



ふくろうのヴェーラ。


2週間前は、クロッカスが花盛りでした。




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マンチェスター郊外のかわいい図書館、ちょっとゴシック。

2016年03月23日 09時00分00秒 | マンチェスター
マンチェスター郊外の、きれいな住宅街、ディズベリー Didsbury。

図書館の建物が、かわいいんです。


内部、はいったところ







窓など、細部が教会風です。

もと教会だった建物かな?と思って調べましたが、町の歴史サイトには記述がありませんでした。

建ったときから図書館だったと考えていいんでしょう。

たぶん、この図書館が建てられた19世紀の終りごろ流行った、ゴシックリバイバル様式をちょっと取り入れて、中世の大学のような、アカデミックな雰囲気の図書館にしたかったのでは・・・?私の推測ですが。

アカデミックで荘厳な感じはほとんどない。むしろ、かわいい、町の住人に親しまれる図書館です。



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ドーム型のあま~い蒸しスポンジケーキ、シロップやソースをかけて、さらにあまく!

2016年03月22日 09時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
 イギリス独自のあつあつデザートケーキ、蒸しスポンジ・プディング steamed sponge pudding 。

かわいいドーム型で、しっとり、ねっとり、上にかけた甘い甘いソースがなかまでじっとり滲みています。

チョコレート・シロップ・スポンジ・プディング chocolate syrup sponge pudding


ゴールデン・シロップ・スポンジ・プディング golden syrup sponge pudding



コンビニで買った、このできあいのは、外箱に「ゴールデン」抜きの「シロップ・スポンジ・プディング SYRUP SPONGE PUDDING]と書いてありました。コンビニのオリジナル商品。

ゴールデン・シロップはお菓子用の缶入りシロップで有名なライル社の、登録商標です。だからゴールデン・シロップ・スポンジ・プディングという、よく知られた一般名を、商品名として使ってはいけないみたいですね・・・・。

味と口当たりは、メープル・シロップにちかいです。

イギリスで今も昔も大人気の家庭用デザート。

簡単につくれるらしいのですが、私はつくったことがありません。

スーパーでもコンビにでも、いくつかの会社の、いろんなバリエーションのスポンジ・プディングが買えますよ。

個別の加熱できるプディング型に入っています。
電子レンジで30秒。型からツルンと出してあつあつを食べます。

他のバリエーションには、黒蜜のようなソースのかかったトリークル・スポンジ・プディング treacle sponge pudding、キャラメル風味のソースのかかったスティッキー・トフィー・スポンジ・プディング sticky toffee sponge pudding などがあります。

別の機会にお見せしますね。


いずれも、スポンジ生地にも充分ソースが練りこまれて、じっとり、しっとり・・・・・・くどいです。

でも、おいしい。なれると、くせになる。



Lyle's Golden Syrup










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マンチェスターのノーザン・クウォーターの壁絵、ストリートアートの無法地帯

2016年03月21日 09時00分00秒 | マンチェスター
一昨日、3月19日の記事の補足です。


すぐ裏に、どう見ても、勝手にやってる、としか思えない、寄せ集め壁絵の発表会を見つけました。


地域や、ビルの持ち主が依頼してかかせたとは思えないんですが、アーティストはおそらくプロ・・・

3月19日、本紙の記事のベークト・ビーンズ缶のアーティストもさりげなく参加しています。

以下はノーザン・クウォーター Northern Quarter の本紙でおなじみ、ストリート・アーティストの公式の発表スペース。
使い途が謎の建物の壁







ゴミの収集日の前日でした。
おしゃれな繁華街なのに昼間からゴミを出す感覚、どうなんでしょうか?

一番上の写真では、収拾を待つゴミが、ストリート・アートの本来の持ち味である場末感をもりあげてます。



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ノーザン・クオーターのストリートアート、裏通りのベークト・ビーンズ、スポンサーつき?まさか・・・

2016年03月19日 21時22分46秒 | マンチェスター

おなじみ、マンチェスター のノーザン・クオーター Northern Quarter。

表通りにはおしゃれな独立店舗や、カフェ、レストラン、バーなどがならび、にぎわっています。

使われていないビルが多いうら通りも、古い建物がたくさん残っていて、どこも絵になるたたずまいです。

ひさしぶりに通ったこの通りに、以前は見かけなかった壁絵を発見。


ハインツ Heinz のベークド・ビーンズのレトロな缶の絵。




去年の3月に、日報に載せたこのビルの表側の、戸口の「らくがき」写真を再度掲載します。


去年これを見た時は、誰かが勝手にやってるんだとおもってましたが・・・

ビルの裏側の、もう少し完成度の高い、同じアーティストの「作品」らしい上の写真2枚の壁絵を見て、これももしかしたら、地域に制作を依頼された、ストーリート・アート・プロジェクトのひとつなのかも・・・・という気がしてきました。

壁のアート表現にもいろいろあって、寂れた場所や大都市のうら通りなどでよく見る、自分やグループの名前や、主張を独自の書体で書き残していくのは「タギング」といわれています。

もちろん、違法です。

タギングにも、独自のロゴに上手に立体感が付けられていたり、移民問題など社会性の高いメッセージがかかれていたりで、ただの反社会的行為(落書き)ではないな・・・と思わせるものがよくよくあります。

壁の落書きには、車の引っかき傷修理用のスプレー缶が使われるのが普通でしたが、最近ではストリート・アート壁画専用のスプレー缶が売られています。

テレビで若者たちのためのワーク・ショップを地域が開いてる様子が放送されていました。
きちんとやれば、アートになる、という認識がたかまってきているようです。

ここノーザン・クオーターに数多く見られる壁絵は、地域に依頼されたプロのアーティストの作品です。

閉店した店舗のシャッターや、半分取り壊された建物の切り口などを鮮やかに彩る、壁の絵プロジェクト、町の活性化と、アーティストに発表の場を提供する、一石二鳥の効果があります。

それと、このノーザン・クウォーターには見苦しいタギングや、シロートアーティストのへたくそな自己主張壁絵、なんてものが皆無です。


完成度の高いストリート・アートをプロモートすることによって、見苦しい落書き、を締め出しているのかもしれません。




ベークドビーンズは、トマトソースであまーく煮た大豆。

電子レンジや小鍋であたためて、トーストにのせたり、付け合せにしたり、おさじですくってそのまま食べたり、手軽で栄養もまあまあ、といわれている、イギリスの国民食。





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空き瓶の看板、個性的なウィンドウ・ディスプレイ

2016年03月18日 09時00分00秒 | マンチェスター
都合で、2日休刊していました。


マンチェスターのシティーセンターの、おしゃれな独立店舗や、レストラン、カフェの並ぶノーザン・クオーター  Norhtern Quarter

その中の、私の好きなウィンドウ・ディスプレイのうちのひとつ・・・・
おしゃれな古着屋、Cow.

(なぜ、カウ?しりません)


電光文字の店名が、遠くから見ると薄暗いショーウィンドーに良く映えます。


だけど、Cowの店名、ウィンドウのそばにきて見ると、ちゃんと読めません。


空き瓶の中でほんのり灯る電球が、3列に並んでつるされているので、ほぐれてしまって字に見えない。



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日本でもおなじみのアップルパイ、かわいいミニサイズ・・・日本のとはちょっとちがう

2016年03月15日 09時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
日本でもおなじみの、アップル・パイ 。


イギリスでは、このミニサイズが、よく食べられています。


これは、本紙でおなじみのミスター・キップリング社製のではなく、スーパーマーケット、セインズベリーの自社製品。

料理、お菓子用のりんごの品種名、ブラムリーを冠した、ブラムリー・アップル・パイ Bramley、 apple pies 、私はてっきり、キップリング社製のオリジナル製品名だとずうっと思ってたのですが、ちがったみたいです!

一般名になっています。スーパー各社、町のパン屋がブラムリー・アップルパイとして製造、販売しています。


中にぎっしり詰まっているのは、たっぷりの砂糖といっしょに柔らかく煮込んだ、ブラムリー・アップル。

日本には、お料理専用のりんごの品種って、特にないようですね。

以前読者の方が{紅玉」をコメント欄ですすめてくださったことがありました。

イギリスでは、そのまま食べたらスカスカして大味で、すっぱくてまずい、この巨大りんご、ブラムリーがよく使われます。


私もポーク料理には欠かせない、アップルソースを作ってみたことがあるのですが、手間がかかってめんどくさいわりには、見た目がいまひとつで・・・・市販品の瓶詰めをいつも買っています

自分で煮込んでも、市販のアップルソースや、この写真のパイの中身みたいに、ツヤツヤ、半透明のうすいレモン色にならないんです。

賞味期限がすぎたり、いたんだりした普通のりんごを薄く切って、バターでじっとりするまでいためたれば、充分ポーク料理の付け合せとして通用します。おススメ、手抜き版。

おなじみ、でました! ミスター・キップリング社製の、これは、ブラックカラント&ブラムリーアップル・パイ blackcurrant & Bramley apple pie


例によって箱のイラストが、かわいい。でもサイコロは、なんなんだろう・・・?






赤が強烈なソースにも、ちゃんとりんごのかけらがはいっています。


もちろん、イギリスにも、丸い深皿の底ににパイ皮を敷いた上にアップルソースをのせて、上から蓋をした日本でおなじみの、大きな切り分けて食べる、フルーツパイもありますよ。

日本でおなじみのフルーツ・パイは、アメリカ式だそうです。
ソースはシナモンが効いてほろ苦い風味がありパイ皮は、さくっとしているはず。

イギリス伝統のフルーツ・パイのパイ皮は、ほろほろした、バター風味の濃い、ショートブレッドのような口当たりのクラストベースのパイ皮。
スパイスがあまり効いていないので、果物の味と強烈な砂糖の甘みが味わえます。

イギリスのアップルパイのほうが、洗練されていない素朴な味といえるかもしれません。

イギリスの大きなフルーツパイのてっぺんには、パイ皮をはさみで切ってのせた、葉っぱの飾りがついてることがおおいかな。

写真のミニサイズのパイにはそれぞれ、りんごとブラック・カラントモチーフが浮き彫りになっていて、かわいいでしょ。








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おかしなお獅子、魔よけかも

2016年03月14日 09時00分00秒 | 古い建物に棲む動物をさがす

ストックポートを縦断する、国道、A6,
タウンセンター近くの棟続きのレンガ造りの建物の隣り合った2軒の入り口です。
     


2軒のアーチの交わる共有スペースに、謎のレリーフ。


下は、イギリスの古い建築物にはおなじみの、ライオン・・・だと思われる動物の顔が・・・・

デフォルメされすぎて、魔よけかなにかにしか見えません。人間の鼻なのもブキミです。

元は住宅だったこの建物、今は、貸しオフィスとして使われています。


玄関先のタイヤのついた戸別用ゴミ箱、見苦しいですね。複数あることから(それにしてもすごい数ですが)・・・雑居ビルのようです。
ちなみに、家庭用もこのサイズです。





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駐車場のガスマスク、あるいは鹿?

2016年03月13日 09時00分00秒 | さがせば何処にでも顔はある
謎の小さなガスマスク


バスの窓から見える商店横の駐車場におかれた、産業用 再生ゴミ専用のゴミ箱、鍵がかかってます。
契約した業者が回収に来るらしい。


撮った写真を見たら、横に角を伸ばしたシカの顔にみえないことも・・・・ない。

わざわざ、バスを降りて写真を撮りました。

ガスマスクの部分は、蝶番(ちょうつがい)っていうんでしたっけ?突き出した口を軸に蓋が開きます。





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クロッカス、クロッカス・・これからのラッパズイセン、盛りをすぎたスノードロップ

2016年03月12日 09時00分00秒 | 英国の木々と草花
おなじみ、ふくろうの木彫りのある、うちの近所の原っぱ。




クロッカスが最盛。

咲き残りのスノードロップと、これから咲きそろい始めるラッパズイセン。



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これが本家のウィーンの渦巻き、イギリス伝統のお菓子

2016年03月11日 09時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
3月2日本紙記事の続きです。

イギリス伝統のお菓子、ヴィエネーズ・ウィール Viennese whirls (ウィーンの渦巻き) 
  


前回、3月2日の日報に載せた写真の ヴィエネーズ・ウィールは 渦巻きではなく、傘を上から見たような形状・・・スーパーのオリジナルブランドの格安製でした。


命名の由来などを、調べて詳しく書いてありますので、ぜひ読んで下さい。リンクを下に貼りました。 ↓↓

ワルツを踊る人々、ウィーン、どっちもまったく関係なし。ヴィエネーズ・ウィール


はい、これがおなじみの製菓メーカー、ミスター・キップリング Mr. Kippling 社製、本家ヴィエネーズ・ウィール、箱入りを買いました。


音楽の都ウィーンに敬意を表してか ヴァイオリンとハープのイラストが箱にプリントされています。

ウィーンとはまったく関係ないお菓子なんですけどね。


このお菓子を一般に広めたキップリング社のオリジナルは、バター・ビスケットのドウが渦巻き状 に絞りだされているので、この名がつきました。これで納得。

今では、一般名として広まっています。

バタービスケットの間に、バター・クリームとラズべリー・ジャムがはさんであります。




ついでに買った、「レモン・ウィールス lemon whirls」なる聞ききなれないお菓子、やっぱり、キップリング社製。


見た目も大きさもヴィエネーズとまったく同じです。

ヴィエネーズと同じバタービスケットに、こっちはレモン風味のバタークリームがはさんであります。


ヴィエネーズより、あっさりした味です。

箱をよく見たら、期間限定の、イースター版でした。


イースターの風物、子ヒツジ、仔ウサギ、ヒヨコ、イースターエッグバスケット等々のイラストがプリントされています。
イースターといえば黄色のイメージです。(黄色いラッパ水仙、ひよこ、アヒルのひな等)
苦しいこじつけでレモン(黄色)風味をイースター限定にしたとしか思えません。


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