詩画展

わがバンドのボーカルＴ氏が、魚津市内で展覧会を開いている。
植物や山、海の風景などの写真に、自作の詩がちりばめてある。
メールでわざわざ案内もいただいており、本人には明日行くと連絡したが、仕事前の時間を使って今日見に行くことにした。

新川（にいかわ）文化ホールは、特に大きな催しもないようで静かだった。
展覧会場には誰もおらず、私１人であった。
パンフレットを取り、芳名帳に名前を書いた。
案内を読むと、これまで作品を外に発表することはなかったという。
１つ１つを眺めると、今まで仕舞ってあったのがもったいないくらいのものばかりだ。
詩を読んでも、とても私の貧弱な頭では出てこないような豊かな表現が多い。
何回か行ったり来たりしながら３０分ほど過ごした。

今夏にはやはり魚津市内に、個人のギャラリーを開かれるとのことである。
作品の販売などもあるようだから、今から楽しみだ。
このような才のある方と一緒にバンドを組んでいることは幸せなことだと思う。
私が書いた曲の歌詞を考えてもらえたら、いいものができそうだ。
私が考える歌詞は、どうも俗っぽくていけない。

それにしても、私のような若輩にも写真付きで丁寧なメールをいただいたのは本当に有り難いことだ。
年上年下関係なく、お互いに「敬意」を持って付き合える関係は気持ちがいい。
一方がそれを忘れると、人間関係はたちまち壊れやすいものへと変貌する。

明日は休日で、微妙な天気のようだが、かつて仕事で通った電気ビル近辺を散策してみようかなどと考えている。