どうやったら負けるの？

夕方からはＣＳで阪神対広島を見ていた。
今年４０歳の下柳投手がなんと完投、打線では今岡、フォード両選手に代わって出た葛城、関本両選手がキッチリ結果を出した。
まだシーズンが始まって１６試合目だが、早くも今年のベストゲームに選ばれそうな完璧な内容の勝利だ。

とりわけ今日は、打つほうでも２安打１打点と大暴れした下柳投手のワンマンショーであった。
投げミスと言えるのは初回アレックス選手に浴びたホームランの１球だけで、あとはヒットは打たれるものの要所を締めて結局その後は無失点に抑えた。
終わってみれば９７球無四球の省エネピッチングで、久しぶりのお立ち台にも上がった。
人を食ったような受け答えはシャイな性格の裏返しということだが、今日で通算１０６勝となった鉄腕はまだ進化を続けているようだ。

今年の阪神はとにかく先発投手が崩れない。
打線は、大量得点はないが、投手が踏ん張っている間に少ないチャンスを生かしている。
早くも貯金は１０となり、今は負ける姿が想像しにくい感じすらある。

そうはいってもシーズンはまだまだ長いし、チームの調子にも必ず波がある。
何とか大きな連敗だけは避けてくれれば、実りの秋も現実味を帯びてくるが。
ファンとして、これ以上ない滑り出しを見せてもらっているが、昨年の日本一である中日はやはり後ろにピッタリついてきている。
１年のどこかでは、必ずこの両チームの間で山場が来るだろう。

来月の富山での広島戦、チケットがなくならないか今から心配だ。