blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

駅伝観戦

2009-11-08 20:35:54 | 日記
取り立てて用事もなかったのでどうしようかと思っていたが、自宅の近くを「富山県駅伝」の選手が走るので沿道に立って観戦することにした。
富山県の12郡市がそれぞれ、中学・高校・一般の選手をそろえてしかも男女混合でタスキをつなぐという少し珍しいタイプの競走だが、今年でもう27回目ということである。
富山市と高岡市を往復するコースで、往路の中継点が自宅からすぐの呉羽中学校前にもあった。
中学男子から中学女子へという中継ポイントなので、走り終えたあとの中学男子の姿を見ていた。
2km程度の距離とはいえ、各郡市の代表として走りタスキをつなぎ終えてホッとした顔が見えたのは中学生らしいひとコマであった。

往路をやり過ごしていったん自宅に戻り昼食をとって、次は復路の中継点に行ってみることにした。
峠茶屋の交差点近く、呉羽山公園のバス停が中継所になっていた。
今度は高校男子から一般・高校女子へのリレーだが、走り終えた高校男子はいずれもクタクタになっていた。
それもそのはず、彼らが走った区間はJRをまたぐ陸橋をまず越え、呉羽本町まではやや平坦ながら、そこからはずっとダラダラの上り坂である。
そして最後の最後、茶屋町交差点から中継点までがさらにきつい上りなのだ。
どのチームも、タスキを受ける女子選手が、バタバタになって上がってくる高校男子を励ますように大きな声をかけていたのが印象的だった。

いろんなスポーツを今まで観戦してきたが、駅伝は初めてで、往路と復路を両方とも見ることができた。
優勝は富山市で、ふるさとである魚津市は5位に入ったが、12チームがすべて完走できたことはまずよかった。

それにしても、駅伝開催やそれに伴う交通規制を知らせる看板が至る所にあったのに、往路でも復路でも一般のクルマが途切れる時間はあまりなかった。
ごく日常の風景の中に、駅伝競走が「遠慮がちに」挟まれていて、それが通り過ぎればまたすぐ普通の風景に戻った、という感じだ。
日頃交通の多い地域であることは認めても、ある一定の時間はしっかりと一般車を排除する態勢にはできなかったのかとは思った。

ともあれ、いつもは「走る馬」や「走る自転車」を一攫千金の欲望付きで見ることばかりが多い中、俗っぽい視点を離れて「走る人間」をじっくり見られたことはいい経験になった。
選手の皆さんの中には、今度は各カテゴリーでのさらに大きな大会を控える方もいるだろう。
今日の疲れをしっかり癒してもらって、またいいコンディションで次の大会に臨んでいただくことを願うものである。

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