blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

JBC行状

2009-11-03 23:59:59 | 旅行
3日の朝は早起きをして、JRの駅に向かった。
寒気が入り平野部でもあるいは雪、とも言われていたので交通がきちんと動くか心配だったが、いかにも冬の空という感じながら青空も見えていた。
JRも平常通りということで、ひとまずは安心した。

予定通り10時半前に名古屋駅に着くことができ、あおなみ線の改札前には地元時代から付き合いのある友人が待っていた。
多忙な立場にある彼が、数少ない自由で楽しい時間として楽しみにしてくれていた。
私と会う時間ごときを貴重に思ってくれるのは大変ありがたいが、直接会えるのは年に2回か3回だ。
多忙な中でも自由と楽しさを感じられる時間が彼にもっともっと増えてくれたらと思う。

名古屋競馬場はやはりGⅠ当日、大変な混雑だった。
GⅢの名古屋大賞典あたりならば、そもそも「席取り」も必要ないくらいなのだが、祝日しかも好天も相まって人が多く、まずは座席探しということになった。
二人とも競馬ブームの頃の中央競馬の混雑を知っているので、座席探しについてはそれなりの知恵(?)がある。
ゴール前ではなくゴール過ぎというのが案外いいのではと思ったら手頃な場所が見つかった。
結果的には、プリンセス・テンコーも生ファンファーレも勝利ジョッキーインタビューも目の前だった。
もちろんスーニの2度目、ヴァーミリアンのなんと8度目のGⅠ制覇もしっかり目に焼き付けることができた。

スプリントを勝ったスーニはもともと気性の激しい馬だが今日は落ち着きがあった。
夏場の中距離で結果が出ず早々に短距離路線にシフトしてのこの結果だから関係者の喜びもひとしおだろう。
3歳でも古馬から1kgしかもらっておらず、しかも一旦はアドマイヤスバルにまくられたがそこからしぶとく盛り返した。
前走金沢の2100mから1400mに対応したアドマイヤスバルも立派だった。
ビービーガルダンは力からすると残念だが、初ダートしかも名古屋の深い砂、難しいところのある馬にはやや酷だったか。

クラシックはヴァーミリアンが3連覇。
危うい勝ち方のように見えたが、直線を向くまで武騎手はまったく追っていない。
しかも小牧騎手に外からブロックされて、砂が重いといわれる内側から出られなかった。
仕方なく内を突いて短い名古屋の直線であの勝ち方だから、着差はわずかでも力差は大きく違ったのだと思う。
GⅠ8勝目という偉業とともに、上位3頭の騎手の意地のぶつかり合いには凄みがあった。

馬券のほうは的中3つも、GⅠ2つは堅い結果だったこともありプラスでは終われなかったが、終日荒れ気味だった1日を思えばまずまずだ。
名古屋は本当に堅いイメージがあったが、馬も生き物、ここのところ急に寒くなったこともあるのかもしれない。

好天の中、日常を忘れて楽しむことができて、友人にも感謝したい。
お互いの日常が、まず健康で明るいものになっていくことを念願するものである。

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