blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

タバコの話

2009-11-10 22:37:27 | 日記
私は現在は喫煙者ではない。
現在は、という書き方をするのは、ある時期にはタバコを吸っていたからだ。
初めて手を付けたのはかなり遅くて、学校を卒業してからのことだった。
ことの成り行きは今でもよく覚えているが、京都市内で男女2人ずつか3人ずつかで飲んでいた時にちょうどコスチュームを着たお姉さんが試供品を配っていた。
ほんの好奇心と、女性が目の前にいることで多少ミエを張って吸ってみたのが始まりだ。
「タバコを吸わない=マジメ」というイメージがまだまだ強かった頃、少し違った面も見せたいという邪悪な思いもあった。

その時の試供品は6本入りで、吸ってなくしてしまえばもう終わりだろうと思っていたが、その後も何となく続くことになった。
マイルドセブンにも種類がいろいろあって、スーパーライトあたりが中心だったような気がする。
気分で違うタバコを買うときも、強さ的に「そのあたり」のものを選んでいたと思う。

結局、20代のある時期から30歳くらいまでは喫煙者であったが、1日に10本なくなれば多いほうで、まったく吸わない日もあった。
吸わない日でも特にイライラもなかったし、喫煙者と呼べないくらいのものだった。
やめるキッカケといえば、気持ちがふさいで「タバコどころではない」状態に陥ったことが直接の原因であるが、今となってはそれでよかったと思っている。

複数年にわたってタバコに触れていた私も、今ではまったく関わりはない。
「吸っていないこと」の自慢をしたいのではなく、本当に「ほしいと思わない」だけであり、むしろ今ではタバコのニオイがイヤでイヤでたまらなくて避けている有様だ。
競馬場や競輪場でも必ず禁煙フロアに入ることにしている。
一時期は吸っていた私が、これほどまでにタバコが嫌いになるとは思わなかった。

とはいえ、私は別にタバコを吸う人をとやかくは言わないし言えない。
マナーの悪い人間は論外としても、好きで吸っているのだから仕方がない。
体に悪いというのもあくまで一般論であり、毎日1箱2箱吸っても平気で100歳まで生きる人もいるから、要するに人間の体質というのは個々にかなり違うということだ。
好きで吸っているのに現代では悪者扱いされて、しまいには大幅増税の対象になりそうなのだから少しかわいそうな気さえする。
個人の嗜好の中で負担増を余儀なくされることは、種類によらずあまりいい気持ちはしない。
今はたまたまタバコが狙い打ちされているので私には実害はないが、もし自分の好きなことにからんで負担が増えることになったらやっぱりいろいろ考えるだろう。

税金ということでいえば、もっと他にも取れるところはある。
法人税が非課税の業界といえば分かるだろう。

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