昨日カゼで休んだIW氏は今日は元気に出てきた。
週の初めを休んでしまうくらいだから昨日は相当に厳しい状態であったことは想像が付く。
病み上がりだし今日くらいは早目に帰ってもよさそうなものだが、結局は18時半に上がった私ほか数名よりも帰りが遅くなっていた。
責任感なのか単なる仕事中毒なのか、本当に不思議な人である。
病気といえば、わが愛車206のATも最近またエラーが多い。
運転手である私が暖機を徹底し切れていないことで起こっている面もあり、「人災」の部分も少なからずあることは正直に書く。
プジョーに限らず欧州車にとって日本の交通事情が過酷であることは何度も書いているが、206の純正ATオイルが熱対策のためかなり固い(粘り気のある)ものになっており、動かす前にはエンジン始動後5分程度はホッタラカシにしてやらないとオイルが回りにくくエラーが出やすい。
日本車だとエンジン始動直後には平気で1,500~2,000回転くらい回っているものも見るが、私のクルマは1,000回転を上回ることはないので暖まるまでには時間がかかる。
最初のアイドリングの回転がやたらに高いのは日本車ならではの至れり尽くせりの一つで、要は手っ取り早くクルマを暖めて「エンジン始動、即動かす」という使い方を可能にしている。
本来日本車といえどもそのような使い方はあまりよくないしエコでもないと思うのだが、セッカチな日本人に合わせてそんなふうになっているわけだ。
それでも、日本車ではまず体験できないような苦労をしても、調子に乗ってきた時の運転感覚と差し引きすればプラスのほうが明らかに大きいから、イヤになってしまうようなことは考えられない。
輸入車、特にラテンのクルマは理解に苦しむような不具合も散見されるのだが、私も含めて乗っている人間たちはそれらに悩んで落ち込むというよりは、逆に「トラブル自慢」をしたいような気持ちがどこかにある。
「いろいろあるけどこのクルマが好きなんだよ!」ということを言いたいわけである。
カンペキな人間よりもハチャメチャなタイプの人間に何となく愛着がわくのと同じような感じと言えばいいか。
今のクルマはもちろん大変気に入っているのだが、けっこうガマンも強いられる。
大げさな言い方にはなるが自分の性格にも何らかの影響は与えている。
好きだからこそ、長く付き合いたいからこそ、思い通りにいかないことがあっても気持ちを大きく持ってそれを楽しむくらいの余裕を持て、と教えられているような気がする。
人間どうしの付き合いでも、深くなればなるほどお互いの思い入れがカチ合って時にはケンカにもなる。
それでもこの相手とは離れられないと思う気持ちがあれば、ある時には辛抱しなくてはいけない場面も出てくる。
これからの人生を歩くパートナーを見つけるべき私にとって、クルマがある意味「予習」をさせてくれているのだとしたら、206との出会いは単なる趣味を超えた運命的なものなのかもしれない。
週の初めを休んでしまうくらいだから昨日は相当に厳しい状態であったことは想像が付く。
病み上がりだし今日くらいは早目に帰ってもよさそうなものだが、結局は18時半に上がった私ほか数名よりも帰りが遅くなっていた。
責任感なのか単なる仕事中毒なのか、本当に不思議な人である。
病気といえば、わが愛車206のATも最近またエラーが多い。
運転手である私が暖機を徹底し切れていないことで起こっている面もあり、「人災」の部分も少なからずあることは正直に書く。
プジョーに限らず欧州車にとって日本の交通事情が過酷であることは何度も書いているが、206の純正ATオイルが熱対策のためかなり固い(粘り気のある)ものになっており、動かす前にはエンジン始動後5分程度はホッタラカシにしてやらないとオイルが回りにくくエラーが出やすい。
日本車だとエンジン始動直後には平気で1,500~2,000回転くらい回っているものも見るが、私のクルマは1,000回転を上回ることはないので暖まるまでには時間がかかる。
最初のアイドリングの回転がやたらに高いのは日本車ならではの至れり尽くせりの一つで、要は手っ取り早くクルマを暖めて「エンジン始動、即動かす」という使い方を可能にしている。
本来日本車といえどもそのような使い方はあまりよくないしエコでもないと思うのだが、セッカチな日本人に合わせてそんなふうになっているわけだ。
それでも、日本車ではまず体験できないような苦労をしても、調子に乗ってきた時の運転感覚と差し引きすればプラスのほうが明らかに大きいから、イヤになってしまうようなことは考えられない。
輸入車、特にラテンのクルマは理解に苦しむような不具合も散見されるのだが、私も含めて乗っている人間たちはそれらに悩んで落ち込むというよりは、逆に「トラブル自慢」をしたいような気持ちがどこかにある。
「いろいろあるけどこのクルマが好きなんだよ!」ということを言いたいわけである。
カンペキな人間よりもハチャメチャなタイプの人間に何となく愛着がわくのと同じような感じと言えばいいか。
今のクルマはもちろん大変気に入っているのだが、けっこうガマンも強いられる。
大げさな言い方にはなるが自分の性格にも何らかの影響は与えている。
好きだからこそ、長く付き合いたいからこそ、思い通りにいかないことがあっても気持ちを大きく持ってそれを楽しむくらいの余裕を持て、と教えられているような気がする。
人間どうしの付き合いでも、深くなればなるほどお互いの思い入れがカチ合って時にはケンカにもなる。
それでもこの相手とは離れられないと思う気持ちがあれば、ある時には辛抱しなくてはいけない場面も出てくる。
これからの人生を歩くパートナーを見つけるべき私にとって、クルマがある意味「予習」をさせてくれているのだとしたら、206との出会いは単なる趣味を超えた運命的なものなのかもしれない。