blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

付き合わせ?残業

2011-05-26 20:29:57 | 日記
たびたび本欄に登場する中間職のKU氏であるが、今まで生きてきた中でこれほど本当の心の内が読みにくい人には初めて会った。
決して悪人ではなく、むしろ「いいひと」に近い感じはするし、休み時間にも積極的にコミュニケーションは取ってくる。
だが、本人の努力(?)とは裏腹に驚くほどに人望がないのが痛々しい。
自分を守ろうとする気持ちが強すぎて、カッコつけや知ったかぶり、ミエミエの自己アピールや社交辞令など、およそ軽々しい言動があまりに多い。
他人からは何から何まで引っ張り出そうとする一方で、自分のほうがハダカになることができていないから一緒に話していても心に響くものが何もない。

軽々しいといえば最近はこんなことがある。
その日の出荷が終わって、翌日の準備作業をする時間はだいたい定時を過ぎて残業の時間帯だ。
そんな時間に、どう見てもムダな作業を「やらねばならぬ」とばかりに始めようとし、かつ本人はラクをしたいために作業そのものは私や同期入社のM氏に振ってくる。
本心では手伝いたくない作業だから無視して帰ろうとすると「オレたち一心同体じゃん」などと調子のいい言葉を吐いて残業に付き合わせようとする。
都合のいい時だけ一心同体などと言われてもこちらとしては非常に困るし、そもそも二名を付き合わせなくてはいけないほど人数が必要な作業でもない。

先の震災を機に、特に節電ということがうるさく言われるようになったが、会社の一つの部署としては「残業やり放題」の現状を変えていかなくてはならない。
電気の節約も、残業の圧縮も、ひいては会社の利益の向上につながることは小学生でも分かる。
人数のいらない作業に、たとえ三十分でもわざわざ二名を巻き込もうとすることはコスト意識などカケラもないと言われても仕方がない。
契約扱いで薄給の私やM氏にしたら残業を多くやって稼ぎたいのはヤマヤマなのだが、そういう個人的な思いを超えて、コストのダダ漏れを誘発するようなものにまで付き合わされたくはないということだ。

今の世の中、残業代がシッカリ付くところのほうが少数派かもしれないし、付くには付くが「なるべく早く帰れよ」のような話に毎日なっている会社もあるだろう。
特にうるさく帰れ帰れと言われない恵まれた環境にアグラをかいて、KU氏をはじめ給料ベースの高い人たちがダラダラと残業して部署のコストを上げてしまっている。
残業とはあくまでもイレギュラーなもの、やむを得ずやるものであるという意識がないまま好きなだけ残業をやっている現状は、もはや「穀つぶし」と言われても仕方がない。
ただでさえ直接は利益を生まないわが部署が「高コスト体質」であることは本来は許されないことなのだが、「中毒患者」には何を言ってもどこ吹く風といったところなのだろう。

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