なかなか落ち着かなかった部署の仕事も、ようやくにして適度な量になってきた。
多少の量があったところでわが部署なら残業になっても2時間くらいではある。
それなら19時台に帰れるから万々歳ではないかと言われるが、営業さんや事務方と単純に比較されるのも困る。
毎日の負荷は大きく、14時半くらいにある午後の小休憩の頃ですでに男女問わず誰しもが相当に疲れている。
その休憩が終わって「さあ、もうひと踏ん張り」という感じで皆が毎日を乗り切っている。
定時が過ぎれば決まりきった休憩時間はないから、各人が様子を見ながら適度に休まないといけない。
12月から来たT氏は相変わらずくだらないミスを連発している。
周りからさんざん注意を受け、時にはあからさまにバカにされるようなことも言われていながら、本人はこたえているのかいないのか、ヘラヘラダラダラと館内をうろついて適当に上の人につかまって言われるままのことをして時間を送っている。
加えて、指導担当者の社員を何かと「師匠」だの「マスター」だの言って変に持ち上げる反面で、時々は言うことを聞かないという話を耳にした。
現場仕事が初めてなら、まずは他人のマネから入って全然OK、アタマを真っ白にしてその通りにやっていれば間違いはないと思うのだが、目の前で実演して見せたことをなぞることすらできない。
そんなうちから指導役の社員に一丁前に意見して自分の思うとおりにやりたいなどチャンチャラおかしい。
最近は休み時間になると妙にリラックスして、まるでしゃべっていないと死ぬかのごとくにペラペラと話すようになった。
少しは笑いも取ろうと懸命にはなるのだが、周囲の反応は「失笑」でしかないのがあまりにも痛々しい。
自分のソトヅラを整えるのに精一杯で周りが見えてなく、少し前のハヤリ言葉でいけばまさに「空気が読めていない」の一言だ。
今週から助っ人に来てくれたK氏がさっそく「何か的外れだよね」とボソっと口にした通り、口先から出る言葉がことごとく上滑りしているのが現状だ。
多少変わった性格の人でも、仕事で結果を出す、もしくはそうしたいという姿勢の見える人とは私はコミュニケーションを取りたいし、場合によってはプライベートの時間をともにしたいとも思う。
T氏の場合は、人柄は「悪い」のとは違うが自分をよく見せようとしすぎて周囲を疲れさせるだけになっているし、その振る舞いが仕事にも悪影響を与えているから始末が悪い。
昨年末の忘年会の時には先輩のTk氏も交えて3人で2次会に行ったが、とてもサシで飲めるような人ではなく、Tk氏がいたから何とか成り立ったようなものだ。
氏のことを書き出すと字数がいくらあっても足りないくらいだが、一つのメドとなる「来て3ヵ月後」にどうなっているかは興味深い。
そのあたりを境にして周囲は「これくらいはできるだろう」と勝手に思い始める。
それなのに期待に応えられないとなってくると今よりも厳しい見方をされてしまうことになるだろう。
氏の腹の中が手に取るように分かってしまうのは、他でもない私の若い頃が同じような感じだったからだ。
若い頃に私と関わった人には「ウザかっただろ?ゴメンね!」と謝りたいくらいである。
相変わらず「ウザ度」は高めの人間だとは思うが、それでも以前よりマシだとは断言できる。
だから、T氏を日々眺めるたび、かつての自分を思い出して胃がキリキリと痛む思いがするし、人生のどこかで吹っ切れてこないかと考えたりするのである。
多少の量があったところでわが部署なら残業になっても2時間くらいではある。
それなら19時台に帰れるから万々歳ではないかと言われるが、営業さんや事務方と単純に比較されるのも困る。
毎日の負荷は大きく、14時半くらいにある午後の小休憩の頃ですでに男女問わず誰しもが相当に疲れている。
その休憩が終わって「さあ、もうひと踏ん張り」という感じで皆が毎日を乗り切っている。
定時が過ぎれば決まりきった休憩時間はないから、各人が様子を見ながら適度に休まないといけない。
12月から来たT氏は相変わらずくだらないミスを連発している。
周りからさんざん注意を受け、時にはあからさまにバカにされるようなことも言われていながら、本人はこたえているのかいないのか、ヘラヘラダラダラと館内をうろついて適当に上の人につかまって言われるままのことをして時間を送っている。
加えて、指導担当者の社員を何かと「師匠」だの「マスター」だの言って変に持ち上げる反面で、時々は言うことを聞かないという話を耳にした。
現場仕事が初めてなら、まずは他人のマネから入って全然OK、アタマを真っ白にしてその通りにやっていれば間違いはないと思うのだが、目の前で実演して見せたことをなぞることすらできない。
そんなうちから指導役の社員に一丁前に意見して自分の思うとおりにやりたいなどチャンチャラおかしい。
最近は休み時間になると妙にリラックスして、まるでしゃべっていないと死ぬかのごとくにペラペラと話すようになった。
少しは笑いも取ろうと懸命にはなるのだが、周囲の反応は「失笑」でしかないのがあまりにも痛々しい。
自分のソトヅラを整えるのに精一杯で周りが見えてなく、少し前のハヤリ言葉でいけばまさに「空気が読めていない」の一言だ。
今週から助っ人に来てくれたK氏がさっそく「何か的外れだよね」とボソっと口にした通り、口先から出る言葉がことごとく上滑りしているのが現状だ。
多少変わった性格の人でも、仕事で結果を出す、もしくはそうしたいという姿勢の見える人とは私はコミュニケーションを取りたいし、場合によってはプライベートの時間をともにしたいとも思う。
T氏の場合は、人柄は「悪い」のとは違うが自分をよく見せようとしすぎて周囲を疲れさせるだけになっているし、その振る舞いが仕事にも悪影響を与えているから始末が悪い。
昨年末の忘年会の時には先輩のTk氏も交えて3人で2次会に行ったが、とてもサシで飲めるような人ではなく、Tk氏がいたから何とか成り立ったようなものだ。
氏のことを書き出すと字数がいくらあっても足りないくらいだが、一つのメドとなる「来て3ヵ月後」にどうなっているかは興味深い。
そのあたりを境にして周囲は「これくらいはできるだろう」と勝手に思い始める。
それなのに期待に応えられないとなってくると今よりも厳しい見方をされてしまうことになるだろう。
氏の腹の中が手に取るように分かってしまうのは、他でもない私の若い頃が同じような感じだったからだ。
若い頃に私と関わった人には「ウザかっただろ?ゴメンね!」と謝りたいくらいである。
相変わらず「ウザ度」は高めの人間だとは思うが、それでも以前よりマシだとは断言できる。
だから、T氏を日々眺めるたび、かつての自分を思い出して胃がキリキリと痛む思いがするし、人生のどこかで吹っ切れてこないかと考えたりするのである。