blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

公私混同

2013-03-05 22:08:58 | 日記
わが部署では、にわかには考えられないような公私混同の例に出くわすことが多い。
いろいろなことが許されているのは過去に許した人がいるからで、それは私が来るはるか前の話だからどうしようもない。
ただ、許されているからといって、他人がどう思うかも考えないでまるまるやってしまうのは大人の行動とは言い難い。
公式にダメと言われていないことでも、それをやったら不快に感じる人もいるかもしれないと考えて自身をコントロールできるのが大人というものだ。

職場では仕事の性質上、毎日大量の空ダンボールが発生する。
今はリサイクル業者さんが1日に2回も回収しに来てくれることになっていて助かっている。
そこまでは普通の話だが、そこに堂々と明らかに家庭で出たダンボールを持ち込む人間がいて、朝方に喫煙所の近辺にドサっと置いてあるのをたまに見る。
業者を儲けさせてやっているつもりなのかもしれないが、製品用の箱に混じってビールやリンゴが入っていたであろうダンボールを手にすることになる業者さんが果たしてどう思うのかに考えが及ばないのは不思議である。

箱詰め用のダンボールをしばってあるビニールのヒモは、あるベテラン社員の家庭菜園で使われる。
捨ててしまえばゴミになるだけということでやっているが、もともと周囲が何を言ったところで聞かない人なのでホッタラカシになっている。
気持ちは分かるが、高いものでもなくヒモくらい自分で買えよという話である。

ある若手の男性は、昼休みの職場のフロアでダンスにいそしんでいる。
過去にチームに入っていた経験もあるほどの実力があるが、疲れて休んでいる人も多い時間帯に、スマホとラジカセをつないで音楽を流して練習している。
昼休みを使うのはいいが、周りにはこれから出荷されていく荷物がたくさん置いてある。
仕事場そのものといっていい場所ではいかがなものかと、ある年長の社員も一度はモノ申したようだが練習は相変わらず続いている。

最近よく登場するT氏は、どうも絵というかマンガが得意なようだ。
アニメのキャラなどをわざわざ紙に書いてきて朝方に誰かに見せたりしているので気持ちが悪いのだが、今日は仕事で使う伝票に書いてあった氏の文字がかなりマンガ的というか妙に凝っていた。
皆が一分一秒を惜しんで仕事をしている時に、伝票の文字に凝る必要などサラサラない。
仕事場は氏の個人的な趣味を披露する場所ではなく、そんなことにムダな時間を使うくらいならもっとやるべきことはたくさんある。
周囲の目がない時にそうやって遊ぶ性格であることがこれでハッキリしたわけで、仕事中は保護観察処分ということにでもしておかないといけないのかもしれない。

いくつかの例をあげたが、プライベートと仕事をしっかり分けられないというのは悲しいことだ。
私的なことにまで会社を利用するというのなら、それはドロボウか寄生虫と同じだ。
部署のイメージや社内での位置づけが向上しないのも、現状では仕方がないのかもしれない。

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